飲み屋の彼女に職業をパチプロだと打ち明けたクリスマスの夜、2011~2012年パチスロ名機物語。
- 2018/11/25
- 21:28
~パチスロ名機物語15~
【前回までの話】
(最終回)パチスロ名機物語14後編~キャバクラにハマり地獄を見た男~
※久しぶりに名機物語の続きです。
■2011年頃
時代は5号機ART機が相変わらず人気で
パチンコは京楽の捻り打ち攻略も
ひと段落し始めていた頃。
私はパチスロに対してのモチベーションが
完全に0であり、春頃はほとんど
打っていなかった。
とは言え、パチンコの銭形や銀河鉄道甘など
喰える台もあったので短期間でかなりの収支が
上がっていたので年間収支は+500万程度。
メインとなったのはこれらのパチンコと海
パチスロは緑ドン2、エヴァやモンキーターン
ハッピージャグラーなどをメインに打っていた。

©ユニバーサル
特にこの頃はパチンコをメインに
打っていたので、パチスロよりも
より期待値を計算しやすい&積みやすいため
テコを一人雇っていた。
知り合いに一人、元パチプロで
金がないので使ってほしいという男が居て
彼と二人で某店のオープンにて
緑ドンやパチンコ銭形・沖海などを
攻めていたわけである。
【飲み屋で知り合った女と仲良くなる】
ただ夜遊びは回数こそ少なくなったものの
やめられなかった。
毎日とまではいかないが、せっかく
堅く勝った金を飯代わりに使っていた
居酒屋や飲み屋に使い
稼働にも支障をきたしていた。
それまで真面目なパチプロだった男は
既にこの頃はただのアル中になっており
日に日に酒の量が増えていったのは
何の魅力もなくなった5号機のせい
だったかもしれない。
ただ夜遊びと言っても、そこまで派手に
遊んでいたわけではなく、この年の
秋頃からは知り合いとよく近場のパブで
飲んでいたに過ぎない。
そこで知り合ったY(20代半ば)は
田舎から出てきて、この小さいパブで
働いていた。
同じパチスロ好きということで、話も合い
気が付けばよく彼女が仕事前に行く
パチ屋に顔を出したりするように
なっていた。
※私は既に好きと言うには疑問があるが。
彼女は週6で店に出ていたが
仕事がある日でもほぼ毎日
打ちに行くほどのパチスロ好きで
正に私と同じダメ人間。
※仕事をしていない私よりは
マシだったが。
そのくせ負けてばかりいたので
次第に私がパチスロについての
基本的なことを教えてあげるようになった。
※設定や機械割などについて。

©武論尊・原哲夫/NSP 1983,
©NSP 2007 版権許諾証YRI-125
©サミー
丁度年末に登場した北斗救世主は
純増2,2枚と当時としてはハイスペックな
ART機で、彼女もこの機種にハマっていた。
私もこの機種を打っていたので
たまに一緒に打ちながら教えたりして
それから彼女は少しずつ勝てるようになり
昼間はパチンコ屋、夜はパブで働き
そして仕事が終わると私が迎えに行ったりと
徐々に仲を深めていった。
彼女が休みの日曜日は朝一から
北斗救世主を打ち、一度だけ二人して
北斗揃いと拳王乱舞で5000枚オーバーを
かました時は本当に楽しかったことを
覚えている。
で、年が明ける頃には半同棲のような
状態になっていたが、私は一つだけ
隠していたことがあった。
それは私がパチプロだということ。
飲み屋で知り合った時に仕事は
何をしているのか聞かれ、とっさに
白アリ駆除の仕事だとつまらない嘘を
ついて以降、一切それについての話を
していなかった。
ただ、パチスロを打っている女は
意外とパチプロに理解があることが
経験上多かったので、ある日
私の家に泊まりにきた時に
それを軽い感じで打ち明けた。
すると・・・
「えっ・・・本当に?」
この感じはマズイ、と思った時には
もう遅かった。
しばらく沈黙が続いた後
彼女はこう言った。
「仕事してるって言ってたよね?」
「なんで嘘ついたの?」
彼女の顔は一気に曇り
なんと泣き始めたのである。
私は謝ることしかできなかったが
おそらく泣くということは
嘘をつかれていたことも原因だとは思うが
やはり仕事をしていないパチプロは
理解できなかったのだろう。
ちょうどジングルベルが鳴る夜だった。
結局その後、仕事をしてほしい彼女と
パチプロがやめられない私とで
意見が対立し、ついには別れることになる。
それまでにもパチスロで喰っていることが
原因で失ったものは多々あったが
やはり普通の人間には
理解してもらえないのは当然だろう。
だから私は嘘をついたのかもしれない。
ただ、嘘つきは不幸の始まりである。
そうして彼女は私に嘘つき野郎と言い残し
田舎へ帰っていった。

その後、桜が咲き始める初春。
共通の知り合いから聞いた話によると
彼女はどうやら結婚したようだ。
私と別れて田舎に帰ったのが2月。
そして結婚したのが3月。
展開が早すぎだ馬鹿野郎。
ただ夜遊びは回数こそ少なくなったものの
やめられなかった。
毎日とまではいかないが、せっかく
堅く勝った金を飯代わりに使っていた
居酒屋や飲み屋に使い
稼働にも支障をきたしていた。
それまで真面目なパチプロだった男は
既にこの頃はただのアル中になっており
日に日に酒の量が増えていったのは
何の魅力もなくなった5号機のせい
だったかもしれない。
ただ夜遊びと言っても、そこまで派手に
遊んでいたわけではなく、この年の
秋頃からは知り合いとよく近場のパブで
飲んでいたに過ぎない。
そこで知り合ったY(20代半ば)は
田舎から出てきて、この小さいパブで
働いていた。
同じパチスロ好きということで、話も合い
気が付けばよく彼女が仕事前に行く
パチ屋に顔を出したりするように
なっていた。
※私は既に好きと言うには疑問があるが。
彼女は週6で店に出ていたが
仕事がある日でもほぼ毎日
打ちに行くほどのパチスロ好きで
正に私と同じダメ人間。
※仕事をしていない私よりは
マシだったが。
そのくせ負けてばかりいたので
次第に私がパチスロについての
基本的なことを教えてあげるようになった。
※設定や機械割などについて。

©武論尊・原哲夫/NSP 1983,
©NSP 2007 版権許諾証YRI-125
©サミー
丁度年末に登場した北斗救世主は
純増2,2枚と当時としてはハイスペックな
ART機で、彼女もこの機種にハマっていた。
私もこの機種を打っていたので
たまに一緒に打ちながら教えたりして
それから彼女は少しずつ勝てるようになり
昼間はパチンコ屋、夜はパブで働き
そして仕事が終わると私が迎えに行ったりと
徐々に仲を深めていった。
彼女が休みの日曜日は朝一から
北斗救世主を打ち、一度だけ二人して
北斗揃いと拳王乱舞で5000枚オーバーを
かました時は本当に楽しかったことを
覚えている。
で、年が明ける頃には半同棲のような
状態になっていたが、私は一つだけ
隠していたことがあった。
それは私がパチプロだということ。
飲み屋で知り合った時に仕事は
何をしているのか聞かれ、とっさに
白アリ駆除の仕事だとつまらない嘘を
ついて以降、一切それについての話を
していなかった。
ただ、パチスロを打っている女は
意外とパチプロに理解があることが
経験上多かったので、ある日
私の家に泊まりにきた時に
それを軽い感じで打ち明けた。
すると・・・
「えっ・・・本当に?」
この感じはマズイ、と思った時には
もう遅かった。
しばらく沈黙が続いた後
彼女はこう言った。
「仕事してるって言ってたよね?」
「なんで嘘ついたの?」
彼女の顔は一気に曇り
なんと泣き始めたのである。
私は謝ることしかできなかったが
おそらく泣くということは
嘘をつかれていたことも原因だとは思うが
やはり仕事をしていないパチプロは
理解できなかったのだろう。
ちょうどジングルベルが鳴る夜だった。
結局その後、仕事をしてほしい彼女と
パチプロがやめられない私とで
意見が対立し、ついには別れることになる。
それまでにもパチスロで喰っていることが
原因で失ったものは多々あったが
やはり普通の人間には
理解してもらえないのは当然だろう。
だから私は嘘をついたのかもしれない。
ただ、嘘つきは不幸の始まりである。
そうして彼女は私に嘘つき野郎と言い残し
田舎へ帰っていった。

その後、桜が咲き始める初春。
共通の知り合いから聞いた話によると
彼女はどうやら結婚したようだ。
私と別れて田舎に帰ったのが2月。
そして結婚したのが3月。
展開が早すぎだ馬鹿野郎。
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