道外れの人生(改)

【設定を売っていた店で設定6を打つ】
設定狙いではほとんど打ったことがなく

やはりレギュラー後のハイエナを

よくしていた。

設定狙いよりも断然この方が時間効率も良く

勝てたのである。


ただ一度だけ設定6を打ったことがあるので

その時の話をしよう。


200×年頃にCRモンスターハウスの遠隔で

捕まった某店が閉店し、他店となって

グランドオープンした。

この店は当初から設定漏洩疑惑があり

親がテコを使って荒稼ぎするという噂が

あったのだ。
※親は外国の怖い方々。


で、実際これは私の知り合いがテコを

やっていたため、噂でもなんでもなく

事実だった。
※一般客も怖がっていた。


そういうわけで他にも理由はあったが

あまり近寄りたくはない店だったので

しばらくは行っていなかった。


・・・が、2004年の初春、榎本加奈子が

導入されてからすぐにクレ落イベントが

開催された。

これはビッグ終了後にクレジットが

落ちると設定6というイベントで

当時はまだやっているところも

多かっただろう。


そういうわけで、これはさすがに

打てるイベントだと思い、知り合い二人を

使って打ちに行くことにした。


狙いは花火百景と榎本加奈子と某ジャグラー。


©エレコ


先頭には知り合いの打ち子連中が

並んで居たが、例の親は居なく

彼らとは軽く談笑しつつ、無事にそれぞれ

狙い台を押さえた。

私は榎本加奈子に着席。

他に客は0という好条件。
※知り合いのテコは吉宗や百景などを確保。


で、これがすぐに引いたビッグで

クレジットが落ちて早くも設定6が確定。

テコの百景とジャグラーもクレ落ちし

設定6が確定。


開店から1時間もしないうちに

3人とも全員が設定6が確定するという

お祭り状態である。


ただ私は嫌な予感しかしなかった。

昼過ぎに知り合いをテコで雇っている

外国人の親玉がスーツ姿で登場し

私が打つ島を行ったり来たりしている。

液晶で反射して彼の動向を伺っていたが

明らかに私の台を見ている。

というよりも恐ろしい顔で私を見ている。


私が予想するに、彼のテコとは

私は知り合いであり、彼らは

この店の設定状況を知っている。

もしかすると私が私の知り合いから

設定を聞いて打っているんじゃないかと

勘くぐっている可能性があったのだ。

というよりそうだろう。


そしてそういう時に限って爆裂する私。

花火百景を打つテコに至っては

昼過ぎの時点で1万枚を超えていたが

私の顔は青ざめていた。


何故ここまで萎縮していたかというと

実はその昔に彼のテコの誘いを

一度断っている。
※直接ではなく、知り合いに頼まれて。


なので顔はなんとなく知れているのに

話したことがない。

しかも彼のテリトリー？で私がテコを使い

設定6をツモり爆裂させているという

この現状。

これはそろそろシャレにならないなと

思い、夕方には全員に事情を話して撤退。

危うく二度とパチスロが打てなくなる

ところだったが何とか難は逃れた。


結局この日は40万ほどのプラスとなったが

二度とその店に足を運ぶことはなかった。


ちなみにその店は設定の売買がバレて

間もなく閉店している。

現在は駐車場？になっているが

たまに近くを通ると、決して

アミューズメントではないそのパーラーを

思い出すのである。