機械割150%!全6イベントで38,000枚!パチスロ史上最強の爆裂AT機『獣王』でパチンコ店長と揉める。
- 2019/05/27
- 18:49
■2001年頃
時代は大量獲得機からアシスト機能を
搭載したARやAT機に移り変わりつつあった
この年の1月。
サミーがトップメーカーに躍り出るきっかけに
なった名機が登場する。
それがご存知『獣王』である。

🄫サミー

設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/439 | 1/819 |
設定2 | 1/439 | 1/809 |
設定3 | 1/439 | 1/799 |
設定4 | 1/439 | 1/789 |
設定5 | 1/439 | 1/780 |
設定6 | 1/348 | 1/720 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 97,8% |
設定2 | 103,0% |
設定3 | 108,4% |
設定4 | 111,0% |
設定5 | 118,3% |
設定6 | 148,9% |
【基本仕様】
A400+AT機。
一見普通のノーマルタイプに見えるが
通常時は高確率で15枚役が成立しており
それは特定絵柄を目押ししないと
取りこぼす仕様だった。
それをナビするのがサバンナチャンスと
呼ばれるATであり、ナビ通りに従えば
15枚役が揃いまくる。
サバチャンには連チャン性もあり
さらに消化スピードが早ければ
ATゲーム数が1G増えるという
プチ攻略法も存在。
しかもこのサバチャン抽選役は
純ハズレであり、それまで単なるハズレだった
ものがATへの架け橋となったことが
極めて斬新なアイディアとして話題となる。
またビッグ成立ゲームでは逆ハサミ打ちで
特定箇所を狙うことで揃うはずのない15枚役を
獲得することが可能。
もちろんリプレイハズシも効果あり。
獣王はこうした技術介入要素の他に
前述したビッグ成立ゲームの15枚獲得打法や
朝一のリセット高確判別で高確であれば
それだけで設定2以上など
立ち回り要素もあって、ライトユーザーから
プロまで多くの支持を受けた名機である。
2001~2003年パチスロ!爆裂AT機の始まり、4号機『獣王シリーズ』の思い出。
そして後継機である『猛獣王』も人気となり
初代よりも安定感よりも爆裂性に
重きを置いたことでより爆裂仕様となっていた。
ただその後の4,5号機以降の獣王シリーズは
ご存知の通りイマイチヒットしていない。
やはり獣王と言えば印象深いのが高純増と
ドット。
そしてサバチャン突入時のフラッシュである。
それを上手く再現できていない今の獣王が
ヒットしないのも頷けるだろう。
【思い出】
この機種はそれなりに打ち込んでおり
思い出も多い。
設定6も何度か打ったが、やはり148,9%の
破壊力は並みではない。
ただわかりやすく言えば物凄く当たりの軽い
ジャグラーみたいなもので、大きい波こそ
ないもののグラフは右肩上がりで上昇する。
なので正直爆裂AT機ではあるが、波は非常に
穏やかで、終日打つのは苦痛だったのを
覚えている。
登場して数か月経ち、獣王の爆裂性が次第に
話題となり、雑誌でも大々的に取り上げられたことから
大人気となった。
そのため増台するホールも多かった。
今回はそんな獣王をとある某店の新装で攻めた時の
話をしよう。
2001年秋、某日。
私は稼働無しの日は店回りを含め
趣味でレトロ店巡りをしていた。
その時に見つけたH店。
地域密着型の小規模店であるものの、店は
そこまで古くはない。
設置機種は獣王、ガメラ、キャッツアイ、大花火
花火、ドン2、沖スロ(裏モノ)、ジャグラー、他。
ラインナップも普通だ。
実はこの店、かなり昔に兄貴と一緒に
来たことがあり、私はパチンコを打った
記憶がある。
機種は自転車の台ということだけが曖昧に
覚えているので、多分
オールドファッションだったと思うが
定かではない。

©三共
H店はそれ以来である。
そんな感じで、すっかりH店の存在を忘れていたが
まだなんとか営業していた。
というのも当時と比べて、客の数が
明らかに少なく、賑わっていた頃の
面影は無かった。
とは言え、店内ポップを見ると
毎週のようにイベントを行っており
設定発表や獣王などのAT機にも
設定6を使っている跡が見られた。
正直客は居ないものの、その割に
しっかりと高設定を使っている
優良店だったのだ。
で、店の出口に貼ってあったポスターに
翌日獣王増台と書かれており
これは6を打てるチャンスだと思い
行くことにした。
※夕方には高設定の発表あり。
この日H店を訪れたのは夜の7時過ぎ
だったが、下見をするためにウロウロしたりして
適当に時間を潰す。
閉店間際、設定を上げそうな台などに
機種を問わず何台か仕込みをしたりして
翌日に備えた。
・・・翌日の早朝。
テコを二人雇い、先頭で並ぶ。
当時は新台検査がまだ開店前?に
行われていたことが多く、朝から
気にせずに打てたのである。
で、ようやく開店。
獣王の島にダッシュして、増台の
獣王2台と旧台の狙い台を確保。
朝一はリールのブレでリセットを確認し
高確チェック。
これが全員高確スタートで設定2以上は
確定。
前日に仕込んだキャッツアイやガメラも
設定変更の跡が見られ、もし獣王がダメでも
移動できそうだ。
・・・席に戻り、ここから設定を判別していく。
獣王は開店から30分ほどで満席になったが
他機種は相変わらずガラガラ。
さすがの新装だし、夕方には客が増えるだろう。
そして昼過ぎ。
獣王は8台くらいだったと思うが
全台出ている。
※増台は2台。

というよりもビッグを数回しか引いていない台も
あったのだが、それも含めてとにかくお祭り騒ぎ。
私もすぐに気づいたのだが、なんと獣王は
全台設定6である。
終日1万回転回せば平均15,000枚近く
出るスペックの台が全台設定6とは
なかなかあることではない。
※今の機種で言えば、獣王の6は
絆の設定6の3倍以上の出玉率。
今でこそ全6イベントは珍しくないが
ツモっても何の嬉しさもないような6号機とは
わけが違うのだ。
当時の爆裂機を全6にするということは
店もかなりの覚悟が必要である。
とは言え、私達3人には全く関係ないので
閉店ギリギリまでぶん回し、合計
約38000枚獲得の爆勝ち。
当然夕方の設定発表では獣王全台に
設定6の札が刺さっていた。
この日は獣王の他にもキャッツアイや
大花火、ガメラなどにも設定6があり
店は大赤字だっただろう。
そんなこんなでこの日は私もかなり
目立っていたと思うが、幸いH店には
怖い連中が居なかったため事なきを得た。
この頃は既に少なくなっていたが
それでもまだ田舎の弱小店には店の主と
呼ばれる香ばしい常連が残っていたのだ。
今でこそイベント狙いの一見客のプロは多いが
昔であれば、店の外に連れ出されて
平謝りするか、金を払うか、ボコボコにされるかの
3択だったのだから、そう考えると実に
生温い時代になったものである。
そういうわけで店を出て換金して帰ろうと
思って外に出た瞬間。
(ポンポン)
肩を叩かれたので振り返ると・・・
「ここ常連さんを大事にしてる店で
おたくらみたいな一見さんはお断り
してるんですよ、だからあんまり来ないで。」
そう私に忠告する白ワイシャツのネクタイ。
店長だか主任だかなんだか知らないが
とにかく煙たそうな顔で文句をつけてきたので
「ああ、どうせこんなとこもう来ないですよ
あっはははははは」
そう捨てセリフを吐いて退散。
別に出禁にされたわけではないが
頭にきたので翌日も朝一からH店に
一人で獣王を打ちに行った。
ネクタイ野郎は私に気付いたが
敢えてなのか、話かけてこなかったので
気にせずに打つ。
この日も獣王は全台ブレたため
全リセは確定。
やはり全台下げかと思いつつ
高確チェックだけはすることに。
これが一台だけ高確スタートで
設定2以上が確定したので
これをハズレを引くまで粘ることに。
※朝一低確スタートは対策していなければ
据え置きor設定1濃厚となるが
リセットは確定していたため、リセット+低確は
設定1がほぼ確定的となる。
・・・が、早々に設定6を否定し、さようなら。
前日出過ぎたため、この日は獣王に6は無いと
機種移動したのだが、朝一リセ&低確の
獣王のうち一台がその後の夕方の設定発表で
なんと設定6の札が刺さった。
(ヤラれた・・・)
私は移動したキャッツアイか何かで
数万負けた後、帰り際
こちらを見てニヤっと笑うネクタイ野郎を
横目に肩を落として帰宅。
以降、二度とH店に行くことはなかった。
プロは店に嫌われたら終わりである。
今、設定6をツモって踏ん反り返って
打っている若者・・・
そして自分は少しでも上手いと勘違いしている
経験値の浅い若者は考えを改めた方がいい。
店がプロを出し抜くことなど容易いことなのだ。
いくら勝っていようが、あくまで我々は
店長の手のひらで踊るペットだということを
自覚しなければならないと
この時思ったのである。
この機種はそれなりに打ち込んでおり
思い出も多い。
設定6も何度か打ったが、やはり148,9%の
破壊力は並みではない。
ただわかりやすく言えば物凄く当たりの軽い
ジャグラーみたいなもので、大きい波こそ
ないもののグラフは右肩上がりで上昇する。
なので正直爆裂AT機ではあるが、波は非常に
穏やかで、終日打つのは苦痛だったのを
覚えている。
登場して数か月経ち、獣王の爆裂性が次第に
話題となり、雑誌でも大々的に取り上げられたことから
大人気となった。
そのため増台するホールも多かった。
今回はそんな獣王をとある某店の新装で攻めた時の
話をしよう。
2001年秋、某日。
私は稼働無しの日は店回りを含め
趣味でレトロ店巡りをしていた。
その時に見つけたH店。
地域密着型の小規模店であるものの、店は
そこまで古くはない。
設置機種は獣王、ガメラ、キャッツアイ、大花火
花火、ドン2、沖スロ(裏モノ)、ジャグラー、他。
ラインナップも普通だ。
実はこの店、かなり昔に兄貴と一緒に
来たことがあり、私はパチンコを打った
記憶がある。
機種は自転車の台ということだけが曖昧に
覚えているので、多分
オールドファッションだったと思うが
定かではない。

©三共
H店はそれ以来である。
そんな感じで、すっかりH店の存在を忘れていたが
まだなんとか営業していた。
というのも当時と比べて、客の数が
明らかに少なく、賑わっていた頃の
面影は無かった。
とは言え、店内ポップを見ると
毎週のようにイベントを行っており
設定発表や獣王などのAT機にも
設定6を使っている跡が見られた。
正直客は居ないものの、その割に
しっかりと高設定を使っている
優良店だったのだ。
で、店の出口に貼ってあったポスターに
翌日獣王増台と書かれており
これは6を打てるチャンスだと思い
行くことにした。
※夕方には高設定の発表あり。
この日H店を訪れたのは夜の7時過ぎ
だったが、下見をするためにウロウロしたりして
適当に時間を潰す。
閉店間際、設定を上げそうな台などに
機種を問わず何台か仕込みをしたりして
翌日に備えた。
・・・翌日の早朝。
テコを二人雇い、先頭で並ぶ。
当時は新台検査がまだ開店前?に
行われていたことが多く、朝から
気にせずに打てたのである。
で、ようやく開店。
獣王の島にダッシュして、増台の
獣王2台と旧台の狙い台を確保。
朝一はリールのブレでリセットを確認し
高確チェック。
これが全員高確スタートで設定2以上は
確定。
前日に仕込んだキャッツアイやガメラも
設定変更の跡が見られ、もし獣王がダメでも
移動できそうだ。
・・・席に戻り、ここから設定を判別していく。
獣王は開店から30分ほどで満席になったが
他機種は相変わらずガラガラ。
さすがの新装だし、夕方には客が増えるだろう。
そして昼過ぎ。
獣王は8台くらいだったと思うが
全台出ている。
※増台は2台。

というよりもビッグを数回しか引いていない台も
あったのだが、それも含めてとにかくお祭り騒ぎ。
私もすぐに気づいたのだが、なんと獣王は
全台設定6である。
終日1万回転回せば平均15,000枚近く
出るスペックの台が全台設定6とは
なかなかあることではない。
※今の機種で言えば、獣王の6は
絆の設定6の3倍以上の出玉率。
今でこそ全6イベントは珍しくないが
ツモっても何の嬉しさもないような6号機とは
わけが違うのだ。
当時の爆裂機を全6にするということは
店もかなりの覚悟が必要である。
とは言え、私達3人には全く関係ないので
閉店ギリギリまでぶん回し、合計
約38000枚獲得の爆勝ち。
当然夕方の設定発表では獣王全台に
設定6の札が刺さっていた。
この日は獣王の他にもキャッツアイや
大花火、ガメラなどにも設定6があり
店は大赤字だっただろう。
そんなこんなでこの日は私もかなり
目立っていたと思うが、幸いH店には
怖い連中が居なかったため事なきを得た。
この頃は既に少なくなっていたが
それでもまだ田舎の弱小店には店の主と
呼ばれる香ばしい常連が残っていたのだ。
今でこそイベント狙いの一見客のプロは多いが
昔であれば、店の外に連れ出されて
平謝りするか、金を払うか、ボコボコにされるかの
3択だったのだから、そう考えると実に
生温い時代になったものである。
そういうわけで店を出て換金して帰ろうと
思って外に出た瞬間。
(ポンポン)
肩を叩かれたので振り返ると・・・
「ここ常連さんを大事にしてる店で
おたくらみたいな一見さんはお断り
してるんですよ、だからあんまり来ないで。」
そう私に忠告する白ワイシャツのネクタイ。
店長だか主任だかなんだか知らないが
とにかく煙たそうな顔で文句をつけてきたので
「ああ、どうせこんなとこもう来ないですよ
あっはははははは」
そう捨てセリフを吐いて退散。
別に出禁にされたわけではないが
頭にきたので翌日も朝一からH店に
一人で獣王を打ちに行った。
ネクタイ野郎は私に気付いたが
敢えてなのか、話かけてこなかったので
気にせずに打つ。
この日も獣王は全台ブレたため
全リセは確定。
やはり全台下げかと思いつつ
高確チェックだけはすることに。
これが一台だけ高確スタートで
設定2以上が確定したので
これをハズレを引くまで粘ることに。
※朝一低確スタートは対策していなければ
据え置きor設定1濃厚となるが
リセットは確定していたため、リセット+低確は
設定1がほぼ確定的となる。
・・・が、早々に設定6を否定し、さようなら。
前日出過ぎたため、この日は獣王に6は無いと
機種移動したのだが、朝一リセ&低確の
獣王のうち一台がその後の夕方の設定発表で
なんと設定6の札が刺さった。
(ヤラれた・・・)
私は移動したキャッツアイか何かで
数万負けた後、帰り際
こちらを見てニヤっと笑うネクタイ野郎を
横目に肩を落として帰宅。
以降、二度とH店に行くことはなかった。
プロは店に嫌われたら終わりである。
今、設定6をツモって踏ん反り返って
打っている若者・・・
そして自分は少しでも上手いと勘違いしている
経験値の浅い若者は考えを改めた方がいい。
店がプロを出し抜くことなど容易いことなのだ。
いくら勝っていようが、あくまで我々は
店長の手のひらで踊るペットだということを
自覚しなければならないと
この時思ったのである。
シェアして皆に教えよう!
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