道外れの人生(改)

【2万枚出た台で事件が起こる】
この機種が某J店に新台として導入された

2001年末。

当時はテコを数人雇ってAT機の設定6狙いを

メインとしていた私だが、こういう新台にも

たまに手を付けていた。




ちなみにこのJ店は地域密着型の地元民しか

来ないような小さなところで、昭和の時代から

営業している老舗店である。

私が小さい頃、親に連れられてきた記憶も

あるが、この店は昔から何もかもが

胡散臭かった。
※高設定でホッパーエラーになると
店員が全く来なかったり、換金所の
爺さんが金をチョロまかしたり。


で、J店で新台の三平を打ったわけなのだが

記憶にあるのはクソ台だった

ということだけ。

通常時は1枚役からARに突入するが

これには大きな設定差が存在し

低設定だと非常に辛いスペックと

なっていた。


つまり私が打った三平は低設定だった

ということで負けたのだが、設定6であれば

ある程度楽しめたのかもしれない。

ちなみにこの時、一台だけ朝から

ビッグの連打で猛爆裂をかましており

ドル箱の山を築いて、私が帰る夕方頃には

その台の後ろにはギャラリーが出来ていた。
※最終的には2万枚。




・・・が、後日その店に行ったところ

たまに話す常連の兄ちゃんから声を掛けられだ。


「この前めちゃくちゃ出てた角の三平
出玉没収されたらしいよ」


私は驚いて何故没収されたのか聞くと

詳しくはわからないが、カウンターで

揉めていたようで、結局打っていた

人物はそのままどこかに連れて行かれた

らしい。

店の外にはパトカーも止まっていて

大騒ぎだったようだ。


たしかに打っていた人は見た感じ

40代くらいのパンチの掛かった

おっさんだったが、仮にこれが

ゴトならば体感機ということになるが

三平に通用したかも疑問だし

さらにこれが本当にゴトならば

一番目立つ角台にわざわざ座って

しかも閉店まで打ち切って

2万枚出すなどあり得ないだろう。


常連の兄ちゃんがただ嘘を

付いていただけかもしれないが

このJ店ではその後も、吉宗で

換金できなかったという話を

聞いたことがあるので、三平の2万枚

没収事件はどうやら本当なのだろう。
※ちなみに当ブログで4号機吉宗で
中段チェリーを見たことがあると
書いたことがあるが、この店である。


ただJ店は、2005年頃に営業停止になり

そのまま閉店している。

営業停止の理由は定かではないが

三平の2万枚没収事件以来、勝手に

決めたルールで客を陥れる極悪店と

レッテルが貼られ、遠隔の噂も立っていた。

おそらくは客から何かチクリが

あったのだろう。


店が予想以上に出された場合

おかしなルールを客に押し付けて

出玉を強制的に没収するという

今世紀最悪の事件が、私の身近な

パチ屋で起こったわけだが

こういった話は、実は珍しいことではない。

全国的にも起こっているのだ。

某エ〇〇ドでは数年前、とある客が

店のルールに違反したため

大量出玉を没収されたという事件が起こった。


パチ屋では所詮客は店のルールに

従うしかない。

警察を呼んでも無駄だ。


「店のルールに従わなきゃダメだよ」


そう言われるのがオチである。

特に裏モノを堂々と設置する店は

お上に金を払っている。

昔はそうすることで黙認されていた。
※あくまでも噂話として捉えて
いただきたい。


ただ、こういった胡散臭いパチ屋が

あってこそ、当時は活気があったし

攻略し甲斐があった。
※SNSですぐ拡散される現代は
こういったパチ屋は営業できないだろう。


今のような女・子供が入れるような

生温いアミューズメントパーラーよりも

昔のパチ屋の方が、私の心が躍ることは

確かである。