道外れの人生(改)

【衰退するパチスロ業界と迷うスロプロ】
4号機パチスロ第一弾は

オールドファンならご存知1992年12月に

登場した『チェリーバー』だが

最後の4号機はあまり知られていない。

その台こそが今回紹介する

『トゥームレイダー』である。
※厳密には同年12月に登場した
山佐のネオフルーツチャンスもしくは
ダブルバービッグウェーブが
最後の4号機だと思われるが、あまりに
マイナー機のため略。


©山佐


爆裂AT機ミリオンゴッドが大問題となり

パチスロ業界は大幅な規制がなされ

裏モノや射幸心を著しく煽る台が

撤去されたのが2004年。

以降は出玉性能を抑えた

4,5～4,7号機が登場し、5号機移行を

早めてしまった。

私のパチスロ熱が冷めてしまったのは

爆裂AT機がきっかけになったのだが

その頃はパチスロがつまらなくても

今とは比べ物にならないほど金になったから

まだ立ち回る気になれたし

そうする価値があった。


ただ設定6でも機械割が119％しかない

4,5号機、それ以降の機種になると

119％にも満たない機種が

増えていく。

技術介入機世代の私は

楽しめれば十分このようなスペックでも

満足できるが、つまらなさをスペックで

カバーできる台は既に無くなっていた。


『つまらない＆出ない』


4号機末期から6号機時代の今も

このパチスロ冬の時代が続いているわけだが

その象徴とも言える機種が

トゥームレイダーでもある。


・・・2006年末。

田舎にある某店の各機種設定6投入イベントに

参加した私は狙うは麻雀物語の設定6。


ただ朝一のリセットからビッグを

数回引くもビッグ中の小役が悪く

早々にリタイア。

その間に設定6濃厚台が出現したので

他の機種へ。


ここで座ったのが、このトゥームレイダー

だったのだが、初ビッグ終了後

見事に設定6の札が刺さる。

そんなわけで誰も居ない島で黙々と

回したのだが、夕方前にはヤメ。


ちなみに私がヤメた設定6確定の

トゥームレイダーはその後、閉店まで

誰も座らなかった。
※正確に言うと数百回転回されて
いただけ。


帰り際、この先こんなパチスロばかりに

なるのかと思うと馬鹿馬鹿しくなり

スロ人生二度目の廃業を考えた私だったが

翌日には忘れて、結局ダラダラと

続けてしまうことになる。


4号機時代に稼いでいたプロのほとんどは

この4号機末期頃に引退したのだが

この頃に甘い蜜を吸えなかったプロや

若いプロは、その後パチスロ冬の時代を

過ごす羽目になる。

それでも今の時代を必死に努力して

立ち回っている者はある意味

真面目である。

それに比べて私はと言えば

スロプロだった4号機時代から

やがて5号機時代になると

パチスロ好きのおじさんになり

今はパチスロをただ打っている人に

なっている。


【10代～20代のプロ達へ】
おい、特に若いパチプロのみんな。

時給が1500円以下の最下層のプロは

ヘラヘラしているならば

今すぐ足を洗った方がいい。
※月に200時間稼働で30万くらいだろう。


結婚して幸せな人生を歩みたいのなら

今パチプロはするべきではない。

パチスロのオイシイ時代はとっくに

終わっているのだ。

私のようにダラダラとパチスロを続け

下を向きながら生きるくらいならば

真っ当な人間になって働いた方が

身のためだ。

例えパチプロ時代よりも安い給料

だとしてもだ。


学生時代、フル攻略なら設定1で機械割が

約105％になるクランキーコンドルを

打ちながら人生を舐めていた私。

ただ、甘かったのはコンドルではなく

私の考えだったということは

その時はまだ気付けなかった。


だからこうして私が反面教師になって

若い皆に警告しているのだ。

若ければまだ間に合う。


だが、30代に入るとそれもやや厳しい。

40代は・・・

一生パチスロ打ってろこの野郎。