オリンピアの隠れた名機『アイムエンジェルホワイト2』とパチ屋の客同士の大喧嘩の一部始終。
- 2019/11/02
- 08:25
■天使と悪魔の技術介入機登場
大量獲得・CT機時代もようやく終演を迎え
AR機やAT機が台頭し始めていた
2001年3月。
オリンピアから大量獲得技術介入機が
登場する。
その名も『アイムエンジェルホワイト2』

©オリンピア

設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/364 | 1/655 |
設定2 | 1/327 | 1/655 |
設定3 | 1/297 | 1/655 |
設定4 | 1/273 | 1/546 |
設定5 | 1/257 | 1/468 |
設定6 | 1/238 | 1/358 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 91,3% |
設定2 | 97,4% |
設定3 | 101,1% |
設定4 | 105,7% |
設定5 | 109,7% |
設定6 | 115,3% |
【基本仕様】
A500タイプのノーマル機。
4thリールでは演出に合わせて天使と悪魔が
色々と喋る。
兄弟機には同時発売された
『アイムエンジェルブルー2』があるが
こちらはA400タイプとなっている。
尚、ビッグ中は技術介入要素が高く
左リールに「赤7リプリプ」をビタ押しすることで
3択の15枚を2択に絞ることができた。
これは前年に発売したディスクアップの
ビッグ中の仕様を参考にした仕様だと思われる。
ただこの機種はアイスストーリーと同じく
出来栄えは良かったものの、当時
技術介入系ノーマルタイプはどうしても
時代遅れの感が否めなく、人気は今一つだった。
【獣王増台初日に事件勃発】
2001年夏頃。
獣王人気が急上昇し、パチスロ業界は
爆裂AT機ブームが到来していた。
そんな中、田舎の郊外にあるT店に
獣王の増台に隠れてひっそりと
このアイムエンジェルが導入された。
T店は外観は比較的新しいものの
店自体は小さく、店内はまだまだ
昭和の雰囲気が残されており
昔ながらのパチンコ屋といった感じである。

この店は新装でも普段はあまり客が居らず
温い店なのだが、ちょうど近隣店が
閉店し、客が流れてきていた。
そのため、新装初日は獣王の増台狙いの
若者客が押し寄せてきた。
で、私の狙いは最初からアイムエンジェル。
技術介入度が高く、A500タイプなので
高設定域のスペックが非常に甘いため
ツモれればオイシイ。
しかもT店の新台はかなり強く
設定6も入れている状況だ。
なので私は開店と同時にアイムエンジェルの
島に一直線。
私以外に客は知り合いの常連が2~3人だけで
他は皆獣王の島へ流れ込んでいた。
で、いざ打ち出しを開始すると
出目が秀逸で実に良く出来ている。
私がリーチ目で好きなパターンは
小役ハズレ目なので、この機種は
各リールにそのような1確の小役ハズレ目が
沢山あって飽きなかったし、単純に
リーチ目も非常に美しかった。
※左「赤リプ赤」中「ベル黄黄」など。

©オリンピア
ただそんなアイムエンジェルを楽しみながら
打っていたのも束の間、開店から30分
くらい経った頃だろうか。
増台した獣王の島から怒鳴り声が聞こえた。
「おらあ表出ろや!!!」
客同士の喧嘩である。
片方は茶髪のロン毛で片方はヒゲの金髪。
どちらも気が短そうな顔をしており、私は
面白がって見ていると、T店で最も恐れられている
名物のリーゼント店員がやってきて
二人の首根っこを掴み外に連れ出した。
私は電話をするフリをしながら外に出て
彼らの様子を伺っていると・・・
「んだコラ?」
「んだコラんだコラんだコラんだコラんだコラ?」
茶髪のロン毛の方が、ヒゲ金髪の顔に顔を近づけて
んだコラのリズムに合わせて顔を上下に振る。
※「んだ」で顔を下に、「コラ」で顔を上に。
まるで昭和のヤンキーである。
最初は二人を止めようとしていた
リーゼントの店員だったが、それを見て
おかしくなったのか、少し笑っている。
「お前ら大人しく打たないと出禁にするぞ」
※聞き取れなかったが、多分そう言っていた。
最後は半笑いのリーゼント店員に言いくるめられ
ようやくその場が収まった。
彼らが揉めた原因は、ロン毛が台を
友達のためにキープしていたが、その友達が
中々来ないので、金髪が掛け持ちをするな
みたいな文句を言ったというわけである。
結局ロン毛がキープしていた台は
友達が来なかったのか他の客が
打っていたが、出ていなかった。
というよりも獣王がド回収で、対して
アイムエンジェルホワイトの島は
お祭り騒ぎ。
私の台を含めて全5台だったか、その全てが
5000枚オーバーの爆裂。
T店は一見客よりも常連を大事にする店だった
というわけだ。
それにしても、当時はまだまだ血の気の多い
連中が多かったのもやはり時代が時代だから
だったのかもしれない。
今110%前後の安い台でこんな喧嘩は
まず起こらない。
正にパチスロバブル時代を象徴させる
事件である。
2001年夏頃。
獣王人気が急上昇し、パチスロ業界は
爆裂AT機ブームが到来していた。
そんな中、田舎の郊外にあるT店に
獣王の増台に隠れてひっそりと
このアイムエンジェルが導入された。
T店は外観は比較的新しいものの
店自体は小さく、店内はまだまだ
昭和の雰囲気が残されており
昔ながらのパチンコ屋といった感じである。

この店は新装でも普段はあまり客が居らず
温い店なのだが、ちょうど近隣店が
閉店し、客が流れてきていた。
そのため、新装初日は獣王の増台狙いの
若者客が押し寄せてきた。
で、私の狙いは最初からアイムエンジェル。
技術介入度が高く、A500タイプなので
高設定域のスペックが非常に甘いため
ツモれればオイシイ。
しかもT店の新台はかなり強く
設定6も入れている状況だ。
なので私は開店と同時にアイムエンジェルの
島に一直線。
私以外に客は知り合いの常連が2~3人だけで
他は皆獣王の島へ流れ込んでいた。
で、いざ打ち出しを開始すると
出目が秀逸で実に良く出来ている。
私がリーチ目で好きなパターンは
小役ハズレ目なので、この機種は
各リールにそのような1確の小役ハズレ目が
沢山あって飽きなかったし、単純に
リーチ目も非常に美しかった。
※左「赤リプ赤」中「ベル黄黄」など。

©オリンピア
ただそんなアイムエンジェルを楽しみながら
打っていたのも束の間、開店から30分
くらい経った頃だろうか。
増台した獣王の島から怒鳴り声が聞こえた。
「おらあ表出ろや!!!」
客同士の喧嘩である。
片方は茶髪のロン毛で片方はヒゲの金髪。
どちらも気が短そうな顔をしており、私は
面白がって見ていると、T店で最も恐れられている
名物のリーゼント店員がやってきて
二人の首根っこを掴み外に連れ出した。
私は電話をするフリをしながら外に出て
彼らの様子を伺っていると・・・
「んだコラ?」
「んだコラんだコラんだコラんだコラんだコラ?」
茶髪のロン毛の方が、ヒゲ金髪の顔に顔を近づけて
んだコラのリズムに合わせて顔を上下に振る。
※「んだ」で顔を下に、「コラ」で顔を上に。
まるで昭和のヤンキーである。
最初は二人を止めようとしていた
リーゼントの店員だったが、それを見て
おかしくなったのか、少し笑っている。
「お前ら大人しく打たないと出禁にするぞ」
※聞き取れなかったが、多分そう言っていた。
最後は半笑いのリーゼント店員に言いくるめられ
ようやくその場が収まった。
彼らが揉めた原因は、ロン毛が台を
友達のためにキープしていたが、その友達が
中々来ないので、金髪が掛け持ちをするな
みたいな文句を言ったというわけである。
結局ロン毛がキープしていた台は
友達が来なかったのか他の客が
打っていたが、出ていなかった。
というよりも獣王がド回収で、対して
アイムエンジェルホワイトの島は
お祭り騒ぎ。
私の台を含めて全5台だったか、その全てが
5000枚オーバーの爆裂。
T店は一見客よりも常連を大事にする店だった
というわけだ。
それにしても、当時はまだまだ血の気の多い
連中が多かったのもやはり時代が時代だから
だったのかもしれない。
今110%前後の安い台でこんな喧嘩は
まず起こらない。
正にパチスロバブル時代を象徴させる
事件である。
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