山佐5号機第一弾は『プレイボーイ』パチスロであった上手い話~プレイボーイが好きだった彼女~
- 2020/01/28
- 11:28
■山佐5号機第一弾登場
長い4号機時代が終わり、5号機が導入され
始めていた2007年2月。
そんな中、山佐の5号機第一弾として
完全告知機が登場する。
それが『プレイボーイ』だ。

©Playboy..PLAYBOY.RABBIT HEAD DESIGN..PLAYMATE and BUNNY COSTUME are trademarks of Playboy and used under license by CoMix Wave.Inc.,
©山佐

設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/315,08 | 1/630,15 |
設定2 | 1/292,57 | 1/585,14 |
設定3 | 1/273,07 | 1/546,13 |
設定4 | 1/256,00 | 1/512,00 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 95,83% |
設定2 | 100,18% |
設定3 | 104,48% |
設定4 | 108,79% |
【基本仕様】
本機はノーマル+RTタイプの完全告知機。
告知音と共にウサギランプが光れば
ボーナス確定となる。
ビッグ後は20GのRTに突入し
RT中は音が消えればボーナス確定となる。
完全告知機ながら本機には当時としては
珍しい違和感演出が140種類以上
搭載されており、また順押し
中押し、ハサミ打ちと打ち方によって
リール制御が異なる。
もちろん5号機ならではの小役重複も
搭載されており、リプレイ、チェリー、ブドウが
対象小役で、ブドウは約30%で
重複するため熱い。
このようにプレイボーイは打てば打つほど
味が出るスルメのような台であり
一部のプレイヤーからは絶大な支持を集めた。
ただ登場した時期が少し早かったのか
あまり設置店は伸びず、消えていった
不遇の名機である。
【小さくて静かな店でプレイボーイ好きの彼女と】
当時のパチンコ屋は、まだまだ4号機が
活躍していたものの、徐々に5号機が
導入され始めていた。
※4号機は2007年9月30日が設置期限。
この頃はまだ私も5号機はほとんど打っておらず
秘宝伝や初代番長の設定6狙いや
宵い越しハイエナで喰っていた。
大型店ばかり増えて、私が好きな小さな店や
古いパチスロが無くなってしまったせいで
パチスロに対して全く魅力がなくなり
立ち回りも適当になりつつあったわけだが
それでも他にやることもなかったため
ただ惰性でパチスロを打っていた。
とは言え、そんな時代にもまだ
ひっそりと営業を続ける小さなパチンコ屋があって
何も無い日はそこへ打ちに行っていた。

家から車で10数分の郊外にあったH店。
店は古く小さく、イベントも特にやらないため
プロは近寄らず、地元客ばかり。
そんな昔ながらの店としては最後まで
生き残っていたパチンコ屋に
プレイボーイがひっそりと導入されていた。

私の地域ではとにかく設置が少なく
近場で導入されていたのはこのH店くらいで
珍しかった。
そんなわけで見つけた時に遊びで
打ってみたのだが、いきなり山佐伝統の
下段7ケツテンパイが出てニヤけてしまう私。
この機種は押し方によって制御が異なり
中押しも面白いとのことだったのだが
私はあくまで順押し派だった。
・・・で、H店のプレイボーイは一台しかなく
この日はたまたま空いていたので
打てたのだが、それ以降は私が
H店にハイエナしに行く度に
いつもこの機種を打っている女が居た。
推定20代半ばくらいの金髪の派手な女で
彼女がまた中押しという通な打ち方をしているのだ。
いつも楽しそうに打っているのだが
私もハイエナできる台が無い時は
暇つぶしに打っていたため、私と彼女の間では
ちょっとしたライバルとなっていたわけだ。
・・・そんなある日。
いつものようにH店へハイエナに行くと
プレイボーイには彼女ではなく
別の男が座っていた。
よく見ると昔の友人である。
彼とはその昔、H店によく一緒に
打ちに行っていたスロ仲間だ。
彼には昔随分悪いことをしたなと
反省していた自分が居るが、それも
10年ほど前の話。

©アルゼ
レインボークエストの新台初日に
彼が打っている最中に後ろに落とした
財布からこっそり金を抜き取り、その空財布を
ゴミ箱に捨てて、財布を落としたとあたふた
している彼にその財布をゴミ箱から見つけたと
彼に言って、お礼としてさらに焼肉を
奢らせたり、私が持っていた安い古銭に
これはかなり希少価値があると嘘をつき
銀行で金を下ろさせた挙句に高額で売りつける
という悪行を働いたことはもう時効だろう。
時効だろうが、久しぶりに会った彼に
缶コーヒーを一本ご馳走した私は
ようやく更生できたのかもしれない。
ただその後が問題だった。
彼と久しぶりに談笑していると、彼の元へ
やってきたプレイボーイ好きの例の女。
「そこどけよ」
そう言ってぶん殴られるのかと思いきや
女は友人の彼女だったのである。
それを見てこれはチャンスだと思ったし
話すきっかけができた。
幸いお互いプレイボーイ好きだということで
せっかくだから3人で居酒屋でも行こうと
私が誘う。
※私は2~3回しか打ったことがないが。

居酒屋では悶絶の1リール確定目の
中押し中段赤7の熱さを延々と語っていた
彼女だったが、友人はプレイボーイに関しては
全くと言っていいほど知らないので、彼女と私が
話をしているのをただただ聞いているだけだった。
とは言っても、私が彼女達を居酒屋に
誘ったのはそんな話をするためではない。
友人がトイレに立った瞬間にこっそりと
彼女の電話番号を聞き出す。
彼女は何の迷いもなく教えてくれたどころか
彼が居ない間に、今度連れスロ行こうと
誘ってくる始末。
その後の展開はもう想像がつくだろう。
・・・友人の財布から金を抜き取り
肉を奢らせたことだけでなく、古銭を高値で
売りつけたばかりか、久しぶりに再会した
彼から彼女まで頂いてしまうという私は
まだまだ悪人だった。
1つ言っておくが、私はプレイボーイでも
何でもないし、むしろキャバ嬢に
よく騙されるような馬鹿な男。
ただプレイボーイ好きの彼女からしてみれば
この機種の話ができる男が良かったのだろう。
プレイボーイを打っていてプレイボーイに
なれたのはこれが最初で最後。
これが本当のパチ屋であった上手い話で
ございます。
当時のパチンコ屋は、まだまだ4号機が
活躍していたものの、徐々に5号機が
導入され始めていた。
※4号機は2007年9月30日が設置期限。
この頃はまだ私も5号機はほとんど打っておらず
秘宝伝や初代番長の設定6狙いや
宵い越しハイエナで喰っていた。
大型店ばかり増えて、私が好きな小さな店や
古いパチスロが無くなってしまったせいで
パチスロに対して全く魅力がなくなり
立ち回りも適当になりつつあったわけだが
それでも他にやることもなかったため
ただ惰性でパチスロを打っていた。
とは言え、そんな時代にもまだ
ひっそりと営業を続ける小さなパチンコ屋があって
何も無い日はそこへ打ちに行っていた。

家から車で10数分の郊外にあったH店。
店は古く小さく、イベントも特にやらないため
プロは近寄らず、地元客ばかり。
そんな昔ながらの店としては最後まで
生き残っていたパチンコ屋に
プレイボーイがひっそりと導入されていた。

私の地域ではとにかく設置が少なく
近場で導入されていたのはこのH店くらいで
珍しかった。
そんなわけで見つけた時に遊びで
打ってみたのだが、いきなり山佐伝統の
下段7ケツテンパイが出てニヤけてしまう私。
この機種は押し方によって制御が異なり
中押しも面白いとのことだったのだが
私はあくまで順押し派だった。
・・・で、H店のプレイボーイは一台しかなく
この日はたまたま空いていたので
打てたのだが、それ以降は私が
H店にハイエナしに行く度に
いつもこの機種を打っている女が居た。
推定20代半ばくらいの金髪の派手な女で
彼女がまた中押しという通な打ち方をしているのだ。
いつも楽しそうに打っているのだが
私もハイエナできる台が無い時は
暇つぶしに打っていたため、私と彼女の間では
ちょっとしたライバルとなっていたわけだ。
・・・そんなある日。
いつものようにH店へハイエナに行くと
プレイボーイには彼女ではなく
別の男が座っていた。
よく見ると昔の友人である。
彼とはその昔、H店によく一緒に
打ちに行っていたスロ仲間だ。
彼には昔随分悪いことをしたなと
反省していた自分が居るが、それも
10年ほど前の話。

©アルゼ
レインボークエストの新台初日に
彼が打っている最中に後ろに落とした
財布からこっそり金を抜き取り、その空財布を
ゴミ箱に捨てて、財布を落としたとあたふた
している彼にその財布をゴミ箱から見つけたと
彼に言って、お礼としてさらに焼肉を
奢らせたり、私が持っていた安い古銭に
これはかなり希少価値があると嘘をつき
銀行で金を下ろさせた挙句に高額で売りつける
という悪行を働いたことはもう時効だろう。
時効だろうが、久しぶりに会った彼に
缶コーヒーを一本ご馳走した私は
ようやく更生できたのかもしれない。
ただその後が問題だった。
彼と久しぶりに談笑していると、彼の元へ
やってきたプレイボーイ好きの例の女。
「そこどけよ」
そう言ってぶん殴られるのかと思いきや
女は友人の彼女だったのである。
それを見てこれはチャンスだと思ったし
話すきっかけができた。
幸いお互いプレイボーイ好きだということで
せっかくだから3人で居酒屋でも行こうと
私が誘う。
※私は2~3回しか打ったことがないが。

居酒屋では悶絶の1リール確定目の
中押し中段赤7の熱さを延々と語っていた
彼女だったが、友人はプレイボーイに関しては
全くと言っていいほど知らないので、彼女と私が
話をしているのをただただ聞いているだけだった。
とは言っても、私が彼女達を居酒屋に
誘ったのはそんな話をするためではない。
友人がトイレに立った瞬間にこっそりと
彼女の電話番号を聞き出す。
彼女は何の迷いもなく教えてくれたどころか
彼が居ない間に、今度連れスロ行こうと
誘ってくる始末。
その後の展開はもう想像がつくだろう。
・・・友人の財布から金を抜き取り
肉を奢らせたことだけでなく、古銭を高値で
売りつけたばかりか、久しぶりに再会した
彼から彼女まで頂いてしまうという私は
まだまだ悪人だった。
1つ言っておくが、私はプレイボーイでも
何でもないし、むしろキャバ嬢に
よく騙されるような馬鹿な男。
ただプレイボーイ好きの彼女からしてみれば
この機種の話ができる男が良かったのだろう。
プレイボーイを打っていてプレイボーイに
なれたのはこれが最初で最後。
これが本当のパチ屋であった上手い話で
ございます。
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