設定師VSスロプロとの騙し合い!『マジックモンスター』で嘘つき店長に設定6にしてと直接頼む男。
- 2020/02/24
- 11:07
■トリックモンスターの後継機登場
2003年5月。
爆裂AT機トリックモンスターの正統後継機が
4,5号機ストックとして登場する。
その名も『マジックモンスター』

©オリンピア

設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/344 | 1/344 |
設定2 | 1/318 | 1/318 |
設定3 | 1/300 | 1/300 |
設定4 | 1/275 | 1/275 |
設定5 | 1/243 | 1/243 |
設定6 | 1/202 | 1/202 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 94,0% |
設定2 | 97,5% |
設定3 | 100,4% |
設定4 | 104,9% |
設定5 | 111,7% |
設定6 | 119,0% |
【基本仕様】
本機は4,5号機でありA400タイプのストック機。
通常時は5つのモードで構成されており
ボーナス放出確率が異なる。
中段チェリー成立時は1/2で高確率エクストラに
突入し、平均10連超えの爆連濃厚だ。
モード移行抽選はマジックメーター満タン時
角チェリー成立時、おばけ成立時
中段チェリー成立時のいずれかで行う。
ビッグ中は完全ナビされ、リプレイハズシも
逆押し適当打ちでOK。
トリックモンスターの後継機ということで
新台当初は話題を呼んだが
スペックが辛めということもあって
そこまで人気は出なかった。
軍団で島占拠!『トリックモンスター2』で中段チェリーから100連するも閉店時に店長と揉めて警察沙汰になる。
とは言え、実際のゲーム性はそれなりで
パトライト演出やおばけ予報演出など
凝った演出で個人的には割と好きだったし
適度な連チャン性もあって、当時は
それなりに打った機種である。
【設定師VSスロプロ】
特に今のような全台リセットを行うような
パチンコ屋がまだ少なかった時代
設定変更を見抜く手段として閉店前に
様々な仕込みをしたものである。
特に今回紹介するマジックモンスターでは
仕込みがバレないようによく細工をしていた。
・・・この機種を打っていたのは短期間だが
ほぼ毎日設定6を使う店があった。

この商店街にあったD店は平日は客が
ほとんど居ないものの、高設定をかなり
使っていたのだ。
特に新台で導入されたマジモンには
力を入れており、ライバルも皆無。
理由は駐車場が少し離れたところにあり
車で来るには少々面倒なためである。
私はすぐにこの機種に目を付けたのだが
これがどうにも店長に嫌われているようで
設定6が入る位置が読みにくい。
台数は10台?くらいだったと思うが
まさかという台に入れたりもするし
稀に設定6据え置きだったりすることもある。
・・・そんなわけで私はある時から
閉店前に台に細工をするようになった。
D店は閉店前に店員が全台7並びにする上に
清掃もその前にしているので、閉店後は
設定を変更する以外で台を開けることがない。
ということは台の横などにタバコの銀紙を
挟んでおけば設定変更が見抜ける
というわけ。
※コインではバレる可能性が高い。
ただ間違いなく私をマークしている店長。
出ていなかった台に銀紙を仕込んで
翌日そのままでも、その台が設定6に
なっていたり、設定6だった台に銀紙を
仕込んでも翌日それがなくなっているのに
設定据え置きだったりと、店長の術中に
まんまと引っかかってしまう。
この仕込みもおそらくカメラで確認しており
設定を変更する際に台の周りをチェックして
敢えて惑わせているのだろう。
※こういう仕込みは大体バレるので
気を付けよう。
・・・どうしても読めない。
ただ意地でも店長に勝ちたかった私は
いつものように設定を上げてきそうな
何台かの下皿に、明日この台を
設定6にしてください、と書いた
小さな紙を置くことにした。
ストレート過ぎるが、直接頼むしか
方法がないのだ。
この作戦はおそらく紙を置いた台には
設定6は入れないという私の考え。
つまりそれ以外の台に設定6が入る
という読みである。
・・・これが果たして吉と出るか凶と出るか
翌日に備えた。
で、仕込んだ翌日の朝。
朝一でマジックモンスターの島に向かうと
予想通り紙は無くなっている・・・
と思ったら一台だけ下皿の紙が
何故かそのままになっていた。
変だなと思い紙の中を見てみると・・・
「設定6にしておいたよ」
という文字が追加されているではないか。
まさかこんな茶目っ気のある店長だとは
思わなかった。
※ちなみに私は閉店ギリギリに仕込むので
他の誰かのイタズラではない。
これが罠なのかはわからないが
とにかく私はその内容通りにその台に着席し
意気揚々と打ち出した。
・・・が、どう考えても設定6ではない。
金だけがどんどん入るし、これは
まさに設定1である。
完全に騙された私。
監視カメラに向かってケツを出して
糞をしてやろうかと思ったが
とりあえずは我慢して退店。
・・・それ以降も何度か仕込んでみるものの
全て裏をかかれ、一向にツモれない。
さすがに無理だなと思い、撤退しようかと
考えていたある日の朝一。
ハッピを着た店長が珍しく事務所から
降りてきた。
するとマジモンの島でどの台を打とうか
迷っていた私にこう耳打ちしてきた。

「今日は素直に入れたから」
これが店長との最初で最後の会話。
じゃあこれだと私が指を差したのは
前日最も出ていなかった台。
それを見た店長は満面の笑みを浮かべて
居なくなった。
今回はさすがに大丈夫だろう。
今まで散々私の裏をかいてきた店長の
せめてもの恩返し。
そう思い、ぶん回すことに。
・・・数時間後、数万もの負債を抱えて
私は家で一人、空腹の胃に牛丼の並を
かき込んでいた。
※その日はマジモン自体に設定6がなかった。
パチ屋は慈善事業ではない。
人情味に溢れる、常連を大事にするような
店もこの頃から無くなっていったのかもしれない。
それと同時に私は少しずつアミューズメント化する
パチンコ屋を嫌いになり始めていたのであった。
特に今のような全台リセットを行うような
パチンコ屋がまだ少なかった時代
設定変更を見抜く手段として閉店前に
様々な仕込みをしたものである。
特に今回紹介するマジックモンスターでは
仕込みがバレないようによく細工をしていた。
・・・この機種を打っていたのは短期間だが
ほぼ毎日設定6を使う店があった。

この商店街にあったD店は平日は客が
ほとんど居ないものの、高設定をかなり
使っていたのだ。
特に新台で導入されたマジモンには
力を入れており、ライバルも皆無。
理由は駐車場が少し離れたところにあり
車で来るには少々面倒なためである。
私はすぐにこの機種に目を付けたのだが
これがどうにも店長に嫌われているようで
設定6が入る位置が読みにくい。
台数は10台?くらいだったと思うが
まさかという台に入れたりもするし
稀に設定6据え置きだったりすることもある。
・・・そんなわけで私はある時から
閉店前に台に細工をするようになった。
D店は閉店前に店員が全台7並びにする上に
清掃もその前にしているので、閉店後は
設定を変更する以外で台を開けることがない。
ということは台の横などにタバコの銀紙を
挟んでおけば設定変更が見抜ける
というわけ。
※コインではバレる可能性が高い。
ただ間違いなく私をマークしている店長。
出ていなかった台に銀紙を仕込んで
翌日そのままでも、その台が設定6に
なっていたり、設定6だった台に銀紙を
仕込んでも翌日それがなくなっているのに
設定据え置きだったりと、店長の術中に
まんまと引っかかってしまう。
この仕込みもおそらくカメラで確認しており
設定を変更する際に台の周りをチェックして
敢えて惑わせているのだろう。
※こういう仕込みは大体バレるので
気を付けよう。
・・・どうしても読めない。
ただ意地でも店長に勝ちたかった私は
いつものように設定を上げてきそうな
何台かの下皿に、明日この台を
設定6にしてください、と書いた
小さな紙を置くことにした。
ストレート過ぎるが、直接頼むしか
方法がないのだ。
この作戦はおそらく紙を置いた台には
設定6は入れないという私の考え。
つまりそれ以外の台に設定6が入る
という読みである。
・・・これが果たして吉と出るか凶と出るか
翌日に備えた。
で、仕込んだ翌日の朝。
朝一でマジックモンスターの島に向かうと
予想通り紙は無くなっている・・・
と思ったら一台だけ下皿の紙が
何故かそのままになっていた。
変だなと思い紙の中を見てみると・・・
「設定6にしておいたよ」
という文字が追加されているではないか。
まさかこんな茶目っ気のある店長だとは
思わなかった。
※ちなみに私は閉店ギリギリに仕込むので
他の誰かのイタズラではない。
これが罠なのかはわからないが
とにかく私はその内容通りにその台に着席し
意気揚々と打ち出した。
・・・が、どう考えても設定6ではない。
金だけがどんどん入るし、これは
まさに設定1である。
完全に騙された私。
監視カメラに向かってケツを出して
糞をしてやろうかと思ったが
とりあえずは我慢して退店。
・・・それ以降も何度か仕込んでみるものの
全て裏をかかれ、一向にツモれない。
さすがに無理だなと思い、撤退しようかと
考えていたある日の朝一。
ハッピを着た店長が珍しく事務所から
降りてきた。
するとマジモンの島でどの台を打とうか
迷っていた私にこう耳打ちしてきた。

「今日は素直に入れたから」
これが店長との最初で最後の会話。
じゃあこれだと私が指を差したのは
前日最も出ていなかった台。
それを見た店長は満面の笑みを浮かべて
居なくなった。
今回はさすがに大丈夫だろう。
今まで散々私の裏をかいてきた店長の
せめてもの恩返し。
そう思い、ぶん回すことに。
・・・数時間後、数万もの負債を抱えて
私は家で一人、空腹の胃に牛丼の並を
かき込んでいた。
※その日はマジモン自体に設定6がなかった。
パチ屋は慈善事業ではない。
人情味に溢れる、常連を大事にするような
店もこの頃から無くなっていったのかもしれない。
それと同時に私は少しずつアミューズメント化する
パチンコ屋を嫌いになり始めていたのであった。
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