■遅れ搭載のペットパチスロ登場1999年8月、大量獲得機やCT機がブームに
なり始めていた頃。
あくまでも己の道を突き進む北電子から
犬と猫をモチーフにしたパチスロが登場する。
その名も『ドッグアンドキャッツ2』

©北電子
※ボーナス確率設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/297 | 1/655 |
設定2 | 1/273 | 1/630 |
設定3 | 1/260 | 1/606 |
設定4 | 1/244 | 1/546 |
設定5 | 1/240 | 1/468 |
設定6 | 1/240 | 1/364 |
※機械割設定 | 機械割 |
設定1 | 94,9% |
設定2 | 98,5% |
設定3 | 100,6% |
設定4 | 103,8% |
設定5 | 105,4% |
設定6 | 107,1% |
【基本仕様】本機はA400タイプの完全告知機で
北電子としてはマックスベットを初採用したマシン。
ジャグラーと同様にリール左下の告知ランプが
点灯すればボーナス確定。
告知タイミングは第三停止後のみだが
ボーナス成立時の3/4で発生する
スタート音の遅れや、無音なども搭載しており
シンプルながらもジャグラーとは違った演出を
楽しめた台である。
ただ北電子と言えばジャグラーという
イメージがあまりにも強すぎた結果
設置台数はあまり伸びず消えていった
不遇の台である。
【告知ランプが点灯しているのに捨てる爺さん】密接した住宅街にあった今は亡き小さなO店。
ここは古くから営業しており、98年に
リニューアルオープンした地元民に愛された
パチンコ屋だ。
この頃はまだワゴンサービスなども
なかった時代。
その代わりO店にはカップラーメンや
サンドウィッチ、おにぎりなどを販売する
店員が居て、全てコインで交換できたので
私はよくカップラーメンを食いながら
パチスロを打っていた思い出がある。

この店には等価のコンドルや
タコスロ、そして毎日設定56を使っていた
クランキーコンテストを打ちに通っていた。
そこにドッグアンドキャッツが導入されたのは
99年の秋頃。
当時、技術介入機ばかり打っていた私は
当然最初この機種には何の興味もなかったが
打ってみて驚いた。
完全告知機なのに面白い。
その理由は遅れである。
※しかも花火のようにチェリーorボーナス
ではなくボーナス確定なところが良い。前作のレジェンダはボーナス成立時に
必ず遅れが発生するが、この機種は
ボーナス成立時の3/4で遅れが発生する
という絶妙なバランスだったのだ。
※当時、花火の遅れが大好評だったことから
以降、遅れ演出は各メーカーが真似する
結果となった。ウエイトを切らさずに打ち、ウエイト音が
切れたと同時に無音でリールが回った時の
快感も良いが、やはりこの機種は
遅れだろう。
花火とは違い実にわかりやすい。
(・・・デロン)遅れが発生する度に脳みそを刺激し
最高に気持ち良かったわけだ。
・・・そんなある日ラーメンをすすりながら
ドッグアンドキャッツを打っていた時
隣の爺さんに遅れが発生。
が、爺さんはそれとは気付かずに
そのままヤメていったのだ。
原因は告知ランプに置いていたシールのせい。
※元々私が打っていた台で
遅れにだけ集中するために
告知ランプをシールで隠していたのだが
置き忘れていた。とは言え、明らかに遅れていた。
私はすかさずに爺さんの台に移動して
シールを離すとやはり告知ランプが点灯していた。
さっさとボーナスを消化して
何事もなかったように台に戻ったわけだが
この頃から人の台の遅れにも反応するように
なっていた私。
耳の雑音は全て消え、周りを見なくても
どこの台が遅れたかがわかるようになっていたほど
敏感になっていたのだ。
しまいには自分の動作をわざと
一瞬遅らせてニヤけたり、横断歩道を渡る人が
一瞬遅れて歩き出すことに興奮したりと
日常生活にも支障をきたすほどの
遅れ中毒者になっていた。

©北電子
その後ハマったキングオブザタイガーには
遅れはなかったが、静かなホールで
感じる無音は最高だったので
一時期はドックアンドキャッツ同様
毎日のように打っていた機種だ。
設定1実戦!パチスロで一か月間、同じ機種の設定1を打ち続けたらどうなるかを検証~名機物語外伝30~このように無音と遅れは、パチスロで
最も最高の演出なのである。
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-1378.htmlパチスロ史上最高の遅れ搭載機『ドッグアンドキャッツ2』で客が遅れと気付かずに止めた理由。
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