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裏モノの超技術介入機『ナイトフォックス』パチンコ屋で拾ったコインと玉だけで生活するホームレス爺さん


■複合役が取れるキツネの台
1999年11月。

時代はA400タイプマシンから大量獲得機時代へ

移行し始めていた頃。

バルテックから超技術介入機が登場する。

その名も『ナイトフォックス』

15885563770.jpeg
©バルテック

15885563880.jpeg

※ボーナス確率
設定ビッグレギュラー
設定11/2981/578
設定21/2761/578
設定31/2571/578
設定41/2461/529
設定51/2371/529
設定61/2371/411


※機械割
設定機械割
設定190,28%
設定293,50%
設定396,67%
設定499,82%
設定5102,04%
設定6104,53%


【基本仕様】
筐体パネルにキツネのデザインが

描かれた本機はA400タイプマシン。

上部のいずれかのランプが点灯し、その後

下のランプで6or7が停止すればボーナス確定。

その際リール右の告知ランプにキツネが出現する。


通常時はスタート音が通常音と高音の時があり

これに上部ランプのフラッシュが伴うとチャンス。

ワニマルなどでお馴染みの流星フラッシュは

熱い。


またこの機種は技術介入度が非常に高い。

通常時は複合役の出現率が低いため

効果は低いが、赤7の上のチェリーを

枠内に狙えば必ずチェリーを角で取ることが

できたので、こちらはそれなりの効果だったが

ビッグ中は効果抜群。

手順は特定箇所をビタ押しすることで

7枚役を複合で獲得することが可能だったため

適当打ちに比べて約+60枚ほどの効果があった。


このように完璧に技術介入を行えば

設定1でも機械割は100%を超えるとされており

一部のプロの間で支持された台だが

バルテックという裏モノが多いメーカー故

マイナー機だったため、やはり一部の地域で

裏モノ化することとなる。



【拾ったコインだけで生活するホームレス】
当時のバルテックの機種は技術介入機が

非常に多い。

同じ複合役を獲得することで甘かった

インベーダー2000を始め、名機ワニマル

マイナー所で言えばドットデルZ、アタナシア

キキカイカイなどである。

バルテックはワニマルや美麗、マネーゲームなど

個人的に好きな機種はあったのだが

何せマイナー機が多く、あまり打つ機会はなかった。


・・・そんな中、今回紹介するナイトフォックスを

打つようになったのは2000年春頃のこと。

当時某T店がグランドオープンしてから

そこで大花火やキングオブザタイガーをメインに

喰っていた私だが、T店の近くに

古くから営業する小さな店があった。

15885584020.jpeg


このY店は昭和40年代から営業する

今は亡き中型の老舗店で、古い機種や裏モノが

沢山置いてあった。

T店がオープンしてからは若い客は

めっきり減ってしまったのだが

それでも常連の年配客で賑わっていた。


ここに登場から大分遅れて

ナイトフォックスが導入された。

この機種は某攻略誌のライターが

打っているのを見て、複合役が取れれば

十分喰えるとのことだったので

私も打ってみようと思ったわけだ。


いつもはT店で大花火を打ってダメなら

Y店でコンドルやら古めの機種を

打つのが日課だったのだが、複合役の

存在を知ってから初めてナイトフォックスを

打ってみることにした。
※特に小役などはカットされていなかったので
おそらくノーマルだった。



本機は減算値による設定判別も可能で

私がいつも携帯していた判別手順が書かれた

メモ帳を見ながら設定判別を試みるわけだが

これがあっさり設定5以上が確定。
※記憶が確かなら設定456をそれぞれ
判別可能だった。



初打ちでいきなり設定5以上が確定したわけだが

ゲーム性はイマイチ。

リーチ目は切れ目付近の「リンゴ・赤7・ベル」の

一確など、ワニマルにも受け継がれた熱い出目も

あることはあったが、毎回赤7上のチェリーを

狙わなければならないため、大体が

白7が中下段まで滑ってベルがハズれて入り

というパターンがほとんどだった。


そういうわけで2時間もすれば

とっくに飽きていたわけだが、設定は5以上

ということで我慢して打つことに。
※結果は夜まで打って2000枚ほどの浮き。


・・・で、当時私はよく自分が落としたコインを

一度に拾わず、足で台の下に集めて

ヤメる時にまとめて拾っていたのだが

ナイトフォックスを打ったこの日も

10数枚のコインを床に集めたまま

トイレに行った。

が、戻ってくるとコインが無い。


「誰よコイン盗んだ奴」


セコセコ技術介入でコインを増やしていたので

たかが十数枚のコインでも盗まれると

腹が立つのだが、犯人は分かっていた。


実はY店にはいつもコインや玉を拾う

爺さんが居て、おそらく彼だろう。

この日も爺さんは客が打っている台の下に

落ちているコインをお構いなしに拾って

歩いていたのだ。

彼はY店では有名な玉拾い爺さんで

床や空き台のクレジットに残ったコインを

拾う度にポケットにそれを忍ばせて

ある程度貯まると会員カードに貯玉する。

当然店員にも注意されて当然なのだが

爺さんは昔からの常連で店員とも仲が良かったためか

黙認されていたのだ。


当時こういう輩は沢山居たし、これ以前にも

他店で似たような爺さんに遭遇したことがあるが

今回の爺さんもそれと同じように徹底していた。
パチンコ・パチスロで金を使わずに勝つ方法を実践した爺さん~パチスロ名機物語外伝20~


私がY店に行く度に居るし、必ず閉店まで居る。

Y店はよく床や台の下にコインが落ちていたので

おそらくこれだけで毎日3~4,000円程度に

なったのだろう。
※多分身なりからしてホームレスだったと思う。


爺さんとはそれまでにも何度か

喋ったことがあるのだが

昔はパチンコで生活していたらしく

まだパチスロがなかった昭和30年代の

手打ち式の頃から打っていると言っていた。

15885603220.jpeg


そんな大先輩にコインを返せとは言えず

むしろ、たまにY店で話をしては情報を

教えてくれたりしていたので、そのお礼に

私が飲み物を奢ったりするほどだった。


彼が何故あんな玉拾いクソ野郎になったのかは

知らないが、パチンコ屋に入り浸っては

設定狙いする者、天井狙いする者、、立ち回りは

様々だが、傍から見れば何ら爺さんと変わらない。


・・・あれから20年。

私も今、爺さんと似たような運命を

歩み始めているのである。




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プロフィール

パチプロあおさん

Author:パチプロあおさん
生涯収支が1億円を突破した
現役パチプロでプロ歴1998年~。
北海道出身。
パチンコ歴1994年~・パチスロ歴1995年~。
(1993年に初めてゲーセンでパチンコを打つ)
日々の稼働や収支、最新台の解析情報や
これまでの軌跡について記事にしています。
稼働日数7000日突破。


~経歴~
1994年頃、兄貴に連れられ初めてパチ屋に入る。
(子供の頃にもパチンコを打ったことはあるが)。
1998年、パチプロになる。
2015年、生涯収支が1億円を超える。
2015年9月、当ブログ開設。

あおさんの自己紹介記事

◎取材歴
週間SPA!(2023年10/10・17合併号掲載)


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