■超爆裂裏モノ登場1998年12月。
大量獲得機などの新基準機が続々と登場する中
裏モノで有名なメーカーだったマツヤ商会から
マイナーなA400タイプパチスロが登場する。
その名も『パタッキーSP』

©マツヤ商会
※ボーナス確率設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/239 | 1/438 |
設定2 | 1/239 | 1/361 |
設定3 | 1/239 | 1/323 |
設定4 | 1/239 | 1/279 |
設定5 | 1/239 | 1/256 |
設定6 | 1/239 | 1/239 |
※機械割設定 | 機械割 |
設定1 | 92% |
設定2 | 95% |
設定3 | 97% |
設定4 | 99% |
設定5 | 102% |
設定6 | 105% |
【基本仕様】本機はパタッキー7の後継機であり
A400タイプのノーマルマシン。
通常時とビッグ中の役構成が変わっており
通常時のメイン役である8枚役がビッグ中は
ジャックイン絵柄となっている。
スペックはビッグ偏向型タイプであり
ビッグは全設定共通で、レギュラーのみに
設定差が付いていた。
ただ本機はマイナー機であり、やがて
全国で裏モノ化していった。
代表的なものはリプレイの連続が
ボーナスの前兆になるリプ連バージョンが
有名で、中には3万枚以上吐き出すことも
ある爆裂仕様だった。
【某地域で出会った貯金方式?のパタッキー】貯金方式の裏モノで代表的なのが
1991年に今は亡きアークテクニコから登場した
3号機ワイルドキャッツ。

©アークテクニコ
この貯金方式とは簡単に言えば
つまり4号機で言うところのストック機と
似ているが、厳密には異なる。
ボーナス成立時にボーナスを揃えられなかった場合
そのフラグは内部に貯金されるか
全放出かに振り分けられるのだ。
※ワイルドキャッツの場合は貯金が55%
放出が45%。ただしボーナスを成立ゲームで揃えた場合は
内部貯金は放出しない。
貯金or放出抽選を受けて、さらに放出に
振り分けられた場合のみ
連チャンするということだ。
つまり単純にハマればハマっている台ほど
オイシイため、ハイエナが有効だったのだ。
この貯金方式の裏モノはその後4号機時代でも
登場している。
その中で私が打ったことがあるものだと
バルテックのバルデビッグやアタナシア
そして今回紹介するパタッキーSPである。
2000年パチスロ!裏モノ!貯金方式&チェリー前兆!『アタナシア』で2000ハマリ。・・・2000年某日。
某店で月一の激アツイベントを行うという
情報を聞きつけて、家から車で2時間以上
かかる田舎にやってきた私。
早速朝一から一緒に来ていた知り合いと
二人で設定6が入る大花火を打ったのだが
結果的に言うと、ツモれずにボロ負け。
知り合いは特に酷く、先に帰ってしまったのだが
私はせっかく遠くまで来て負けたままで
帰れるか馬鹿野郎、と怒りに身を任せて
店内をフラフラしていた。
・・・が、初めて来た店だし、プロは多いしで
良い台が空くわけもない。
結局夕方前に冷静になった私は店を出て
地元へ戻ることにしたのだが、気分転換に
行きの道とは違うルートで帰ってみることにした。
するとその途中でパチ屋を発見。

如何にも田舎にあるような小さくてレトロな
雰囲気が漂うC店。
私はそれを見ると、そのままフラーっと
店に吸い込まれしまう。
店内を見渡すと、客は少なめで当時の人気機種はなく
ラインナップは少々古めだったのだが
その中にポツンとパタッキーSPが設置されていた。
こんなところにマツヤの台があるとは思わないし
私が住んでいる地域ではこの機種を
見たことがなかったため、珍しさ半分に着席。
当時雑誌などでリプ連バージョンの裏モノが
紹介されており、仕様も知っていたので
打ってみたのだが、何やら様子がおかしい。
ふと台の上を見ると説明書きの表があって
そこには大当たりのゾーンなるものが
書かれていた。
その表を見ると0~100と1400~1500が
高確率で当たりやすいとのこと。
※他にも当たりやすいゲーム数が
書かれていたが忘れた。これは当時沖縄のパチ屋などにもあった
インチキだろうと思い、気にしていなかったのだが
しばらく打ち続けると、ボーナス絵柄の一直線が
停止。

代表的なド鉄板リーチ目である。
だが、狙っても揃わない。
初打ちだから気のせいかと思ったが
またしばらくしてボーナス絵柄の一直線が
停止。
が、やっぱり揃わない。
この現象が3回ほど続いたところで
あることに気が付く。
リーチ目が出たのにボーナスが揃わないのは
貯金方式の裏モノと全く同じだということだ。
私は打つ前からこの台をリプ連バージョンだと
思って打っているのに、そもそもリプ連もしないし
コイン持ちの悪さからしてノーマルなわけも
ないので不自然である。
貯金方式であればリーチ目が出たのに
ボーナスが揃わない現象も納得できるし
台の上のインチキくさい表も信憑性を帯びてきた。
つまり天井は1500付近か?
私はそう確信し、天井を目指して回す。
・・・自分で貯金したものを放出するために
回すのは非常に馬鹿らしいが仕方がない。
だが推定天井まで残り僅かになったところで
財布の中身を見ると、スッカラカン。
(下ろしてくるか・・・)そう思い、財布からキャッシュカードを
取り出そうとするが、無い。
どこにも無い。
どうやら家に忘れてきたようだ。
先に帰った連れも既に帰っただろうし
他の客に借りられるわけもない。
・・・家から2時間以上かかる田舎の
パチンコ屋でしばらく途方に暮れる私。
そして考えた末、最終的に下した判断は
「諦める」であった。
最後、私が休憩札を入れたまま帰ったことは
可愛い抵抗だこの野郎。
果たしてC店のパタッキーが
貯金方式のハウスモノだったかどうかは
定かではないが、リーチ目が出たのに
ボーナスが揃わないという現象は
貯金方式の裏モノ以外考えられない。
※今思えば貯金方式でなくとも裏モノならば
リーチ目がガセることは十分考えられるが。
ハウスモノとはその店独自に改造された
裏モノのこと。当時はこうした雑誌にも載らないような
ハウスモノが全国に蔓延っていたのである。
・・・ちなみに私が捨てた貯金バージョンであろう
裏パタッキーはその後どうなったのかは
わからないし、今C店がまだ営業しているのか
どうかもわからないままである。
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http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-1466.htmlパチ屋の嫌な思い出!超激レア貯金方式の裏モノ『パタッキーSP』天井間近で金が無くなる男
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