ジャグラー初の液晶搭載機『サイサイ』北電子の超マイナー機の設定狙いした思い出
- 2020/06/07
- 22:53
■液晶搭載ジャグラー登場
2008年11月。
長いジャグラーシリーズの歴史の中で
唯一液晶を搭載したスピンオフマシンが
北電子から登場する。
その名も『サイサイ』

©北電子
設定 | 青ビッグ | 白ビッグ |
設定1 | 1/606 | 1/292 |
設定2 | 1/585 | 1/277 |
設定3 | 1/564 | 1/256 |
設定4 | 1/546 | 1/240 |
設定5 | 1/528 | 1/224 |
設定6 | 1/512 | 1/204 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 99,15% |
設定2 | 101,11% |
設定3 | 103,83% |
設定4 | 106,18% |
設定5 | 108,91% |
設定6 | 112,38% |
【基本仕様】
本機はノーマル+RT機であり
ジャグラーのリプレイ絵柄としてお馴染みの
「ツノっち」をメインキャラクターにした
シリーズ初の液晶搭載機。
※ツノっちという名称が付いたのは
これよりももっと後である。
青ビッグ後は必ず100Gの微減RTに突入する。
もちろんジャグラーシリーズのスピンオフマシン
ということもあり、ゴーゴーランプも
搭載されている。
※完全告知ではない。
また技術介入性は意外にも高め。
通常時は逆押しすることで小役の完全奪取が
可能で、フル攻略で打てば設定1でほぼ
機械割が100%になる。
ただゴーゴーランプを搭載した
液晶搭載機という、誰しもが考えた発想と
違和感はプレイヤーには受け入れられず
結果的に人気が出ることはなかった。
そのため全国的な導入も少なく、マイナー機として
生涯を終える。
■レトロ店でサイサイを打った思い出
ジャグラーのスピンオフとして登場した本機だが
どうせならジャグラーの液晶搭載機を
出してほしかった。
やはりメーカーも、ジャグラーという大きな冠を
背負っては勝負したくなかったのか、あくまでも
リプレイ絵柄のサイをメインキャラクターに据えた
試験的な台だと言える。
基本的には全小役でボーナス重複抽選を
行っているが、特に下サイ(左リールのサイの塊)が
成立すると大チャンスとなり
そこで対決演出やレース演出に発展し
勝利するとボーナス確定となる。
・・・そんなジャグラーらしくないこの機種に
初めて遭遇したのは私の住む家から
50キロほど離れた郊外にあったC店。

ここは4号機末期の頃にオープンした店で
5号機時代になる頃には客が飛んだものの
当時からレア台やノーマルタイプが多く
設置されていたので、勝てる勝てないは
別として好きな店だった。
※現在は閉店している。
サイサイは店の一番奥のバラエティコーナーに
一台だけひっそりと設置してあった。
店自体、私の家から遠く、正直設定も
期待できなかったため、打つ機会は
なかったのだが、ある日、バラエティコーナーに
必ず一台設定6投入というイベントが開催される
ということで打ちに行くことにした。
・・・イベント当日。
開店ギリギリに到着するも、並びは
年配の常連客数人だけで、誰一人プロは居ない。
客層がその店の信頼度を物語っているというのは
あながち間違いではないが、ここは元々立地も悪く
一見客には気付かれにくい。
それに朝一の対策が温く、変更判別も効く
ということで、実際に設定6も過去に何度か
掴んだこともあった。
私的には穴場店だったのである。
で、朝一からバラエティコーナーに突撃し
片っ端から変更判別が効く台を調べていく。
当然先客は居らず、打っているのは私だけだ。
変更されていた台は何台かあったのだが
その中で選んだのがサイサイである。
※他の機種は桃鉄などあったと思うが
正確には覚えていない。
それまで打ったことは一度も無かったが
C店は北電子の台に力を入れており
尚且つサイサイ自体のスペックも甘め
ということで機種選択は悪くないだろう。

・・・が、中々気持ち良い出目こそあるものの
やはり液晶が邪魔。
基本は小役を全て獲得するために逆押し
青7狙いをするのだが、いくら演出が派手に起ころうが
青7が枠下にスベリ落ちた時点でほぼアウトだし
そもそも出目で成立役が分かってしまうため
ゴーゴーランプも必要ない。
やはり液晶搭載機は演出を活かさなければ
意味が無いし、かといって出目が死んでは
つまらない。
バランスが難しいのだ。
そのバランスが取れている台と言えば
正直ディスクアップくらいなものだろう。
・・・そんな感じで液晶を無理矢理くっつけたような
サイサイの肝心の設定判別の結果は1か2。
結局当たり台は他の変更台だったようで
私は半べそをかきながら静かに店を後にした。
わざわざ遠出してまで客の居ない店で
変な台の低設定を打たされ負ける。
今も大して変わらない適当な立ち回りを
していることを考えると、私は12年前から何も
成長していないんだとつくづく実感する。
そしてジャグラー系の台には決して液晶を
搭載してはならないと、この時確信したのである。
ジャグラーのスピンオフとして登場した本機だが
どうせならジャグラーの液晶搭載機を
出してほしかった。
やはりメーカーも、ジャグラーという大きな冠を
背負っては勝負したくなかったのか、あくまでも
リプレイ絵柄のサイをメインキャラクターに据えた
試験的な台だと言える。
基本的には全小役でボーナス重複抽選を
行っているが、特に下サイ(左リールのサイの塊)が
成立すると大チャンスとなり
そこで対決演出やレース演出に発展し
勝利するとボーナス確定となる。
・・・そんなジャグラーらしくないこの機種に
初めて遭遇したのは私の住む家から
50キロほど離れた郊外にあったC店。

ここは4号機末期の頃にオープンした店で
5号機時代になる頃には客が飛んだものの
当時からレア台やノーマルタイプが多く
設置されていたので、勝てる勝てないは
別として好きな店だった。
※現在は閉店している。
サイサイは店の一番奥のバラエティコーナーに
一台だけひっそりと設置してあった。
店自体、私の家から遠く、正直設定も
期待できなかったため、打つ機会は
なかったのだが、ある日、バラエティコーナーに
必ず一台設定6投入というイベントが開催される
ということで打ちに行くことにした。
・・・イベント当日。
開店ギリギリに到着するも、並びは
年配の常連客数人だけで、誰一人プロは居ない。
客層がその店の信頼度を物語っているというのは
あながち間違いではないが、ここは元々立地も悪く
一見客には気付かれにくい。
それに朝一の対策が温く、変更判別も効く
ということで、実際に設定6も過去に何度か
掴んだこともあった。
私的には穴場店だったのである。
で、朝一からバラエティコーナーに突撃し
片っ端から変更判別が効く台を調べていく。
当然先客は居らず、打っているのは私だけだ。
変更されていた台は何台かあったのだが
その中で選んだのがサイサイである。
※他の機種は桃鉄などあったと思うが
正確には覚えていない。
それまで打ったことは一度も無かったが
C店は北電子の台に力を入れており
尚且つサイサイ自体のスペックも甘め
ということで機種選択は悪くないだろう。

・・・が、中々気持ち良い出目こそあるものの
やはり液晶が邪魔。
基本は小役を全て獲得するために逆押し
青7狙いをするのだが、いくら演出が派手に起ころうが
青7が枠下にスベリ落ちた時点でほぼアウトだし
そもそも出目で成立役が分かってしまうため
ゴーゴーランプも必要ない。
やはり液晶搭載機は演出を活かさなければ
意味が無いし、かといって出目が死んでは
つまらない。
バランスが難しいのだ。
そのバランスが取れている台と言えば
正直ディスクアップくらいなものだろう。
・・・そんな感じで液晶を無理矢理くっつけたような
サイサイの肝心の設定判別の結果は1か2。
結局当たり台は他の変更台だったようで
私は半べそをかきながら静かに店を後にした。
わざわざ遠出してまで客の居ない店で
変な台の低設定を打たされ負ける。
今も大して変わらない適当な立ち回りを
していることを考えると、私は12年前から何も
成長していないんだとつくづく実感する。
そしてジャグラー系の台には決して液晶を
搭載してはならないと、この時確信したのである。