■史上最多の27ライン機登場2004年12月。
それまで7ライン機や8ライン機などの多ライン機が
登場してきたが、この年の末、山佐からそれらを
凌駕する業界史上最多の27ライン機が登場する。
その名も『トゥエンティ-セブンR』

©山佐
※ボーナス確率
モードによって異なる。
※機械割
非公表。
【基本仕様】本機は業界初の27ライン機であり、レギュラーのみを
搭載したストック+Cタイプ。
27ラインということはつまり同絵柄がリール枠内に
3つ停止すれば入賞するというわけだ。
本機には7種類のモードが存在し
それぞれRT短縮確率や天井が異なる。
設定6ほどハマリモードに移行しにくい。
また当時の山佐のストック機お馴染みの
ビッグバンモードは本機にも搭載されており
中段に7が揃うことで突入する。
※本機での名称はジャックポット。ジャックポットは突入すれば平均27連する
爆裂モードだ。
天井は最大1496Gとなっており、100Gまでが
連チャンゾーン。
4号機末期の時代に登場した4,7号機だが
この機種は導入こそそれなりに多かったものの
全くと言っていいほどヒットしなかった。
一切の目押し要らずと単純なそのゲーム性で
ジャグラーのようなロングヒットを
狙っていたのだろうが、液晶非搭載で
演出はドットで行われ、かと言って
リーチ目マシンでもなければ
告知ランプも存在しない。
※前兆演出としてバウンドストップなどが
存在する。さらにレギュラーのみを搭載した
スペックの辛いマシンだったため
その中途半端さが支持されなかったようだ。
■店の仕込みから爆連!2004年当時といえば、パチスロは
4,7号機時代に突入しており、スペックが
辛い台ばかり登場していた。
そのため、私は設定狙いよりも前日の
連チャン残しや宵い越し、天井狙いを
メインに立ち回っていた。
パチスロのオイシイ時代が終わり
昔のように大人数を雇ってハイスペック機の
設定狙いをするなんてことはしなくなっており
テコを一人~二人雇ってまったりとハイエナ稼働を
続けていたわけだ。
・・・そんな中、今回紹介するトゥエンティーセブンが
山佐からデビューした。

私がこの機種を初めて打ったのは
郊外の小さなパチスロ専門店M。
この店は当時新台に仕込みを入れていたので
この台の仕様上、おそらく連チャン状態に
なっているだろうとのことで、導入初日の某日
テコを二人雇い朝一から打ちに行くことにした。
・・・で、新台の抽選を見事パスして
三人とも無事に台を確保。
※そもそもライバルが居ない。いざ打ち始めると、思惑通り、皆が
速攻で当たるモーニング。
仕様上、大体はショボ連で終わるので
これを取り切ったら、店を移動して
いつものように宵い越しと天井狙いに
切り替えようと思っていたところ・・・
私の台の連チャンが終わることはなかった。
10連・・・
20連・・・
30連・・・
最初はバラケ目で7が入賞していたのだが
途中ヤケに連チャンすると思っていたところ
中段に7が揃ってジャックポット確定。

私が自力で引いたのか、店員が仕込み中に
引いたのかは知らないが、ジャックポットは
突入すれば93%継続だ。
ツボにハマれば永遠に終わらない。
かと言って、一回のレギュラーで獲得できる
枚数は約112枚と、例えるなら当時流行っていた
初代北斗の液晶が無いバージョンのようなもの。
なので退屈だったため、50連を超えた辺りで
私はテコと交代し、休憩所で休んでいたのだが
交代してからも一向に終わらない。
何連したかは正確には覚えていないが
最終的に一撃一万枚オーバーの出玉を
流しているのでおそらく100連以上していただろう。
結局その後は連を全て取り切ってM店を
後にしたのだが、M店はこの機種に
全く稼働が付かないからなのか
こうして新台導入から毎日連チャンを
仕込んでいたため、随分と勝たせてもらったのだが
それが原因だったのか、トゥエンティーセブンは
導入から一か月も経たないうちに撤去された。
・・・代わりに活躍し始めたのが、同時期に
デビューした『カイジ』である。

©福本伸行/講談社
©ロデオ
設定6は連チャンしないが、分かりやすくて
安定する、というクソみたいな仕様で
プロに好まれた台だ。
2004年パチスロ『カイジ』パチプロになって結婚・離婚した男の現在。この仕様の始まりは『獣王』が走りだと
言われているが、獣王はその分機械割が
約150%。
甘かったから許されるわけで、4,5号機以降では
やってはいけない仕様だったと
個人的には思っている。
・・・こうしてパチスロがよりクソになっていった
2004年4,7号機時代。
あれから15年以上経った今でも
設定6は大して出ないし連チャンもしないが
ハマリにくく、そこそこ安定するという
つまらない仕様は何故か受け継がれている。
トゥエンティーセブンのようなどこまで連チャンするか
わからないようなギャンブル台は、沖ドキなどで
再現されているが、あれではダメなのだ。
昔からのユーザーはリアルボーナスの連チャン・・・
つまり胡散臭い裏モノを欲している
ということを業界関係者の方は理解して
いただきたいのである。
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-1503.html業界初の史上最多27ライン機『トゥエンティ-セブンR』店が仕込んだリセットからジャックポット100連!
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