パチプロ史上最悪の野宿旅打ち!『ゴールデンフリッパー』パチスロで負けて破産して帰れない男
- 2020/09/25
- 09:56
■イルカの後継機登場
1995年4月。
技術介入機の王様『クランキーコンドル』の登場前
ユニバでは現在プレミアムキャラとしてお馴染みの
イルカシリーズである元祖フリッパー3の後継機が
登場する。
その名も『ゴールデンフリッパー』

©ユニバーサル
設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/277 | 1/585 |
設定2 | 1/260 | 1/564 |
設定3 | 1/252 | 1/546 |
設定4 | 1/244 | 1/496 |
設定5 | 1/240 | 1/481 |
設定6 | 1/240 | 1/481 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 93% |
設定2 | 97% |
設定3 | 100% |
設定4 | 105% |
設定5 | 109% |
設定6 | 115% |
【基本仕様】
本機は以前紹介したフリッパー3の正統後継機で
初代よりも確率を甘くしたA400タイプマシン。
通常時の小役狙いやリプレイハズシには
それなりに効果があったものの
小役確率は悪く、スペックは辛め。
本機はフリッパー3の確率を
甘くしただけでなく、当時流行っていた
ニューパル人気にあやかって、リーチ目をなくし
チャンス目主体のゲーム性にしてしまったため
これが返って酷評されることになった。
そのため設置店はあまり伸びず、一部の地域では
裏モノ化していた。
■無一文で野宿するハメになったスロプロ
2000年某日夜。
私は途方に暮れていた。
それは財布に小銭しかないということだけではない。
この時、置かれていた状況が家から数百キロ
離れた異国の地で帰れないことが
その原因である。
・・・話は前日に遡る。
当時、私は年に数回旅打ちをしていた。
まだネットも発達しておらず、パチンコ屋はもちろん
どこにどんな台があるかという機種情報も
乏しかったため、こうして自分の足で各地の
パチンコ屋を探索することで、思わぬマイナー機や
裏モノに遭遇する楽しみがあったのだ。
で、この日、いつものように私は某店で
導入されたばかりのタロットマスターを打っていたのだが
同じ店に居た友人二人と、打ち終わりに
旅打ちに行こうとなったわけだ。
この日は友人Aの車で一緒に来ていたため
そのままAの車で出発。
時間は既に夜遅かったため、目的地に着いたのは
明け方だった。
で、この目的地というのは、とある田舎で
私の家から300キロは離れていた遠い場所。
宿泊施設は健康ランドくらいしかなかったため
とりあえずそこに一泊して、翌朝から
パチ屋探索を開始した。

そこで見つけたのが如何にも田舎にありそうな
小さくて古いU店。
駐車場に車を停めて早速店内を見渡すと
ちょうどコンドルが三台並んで設置されていた。
7枚交換ながらも既に設置店も少なくなっていたので
久しぶりに青テンでも拝もうかと
三人並んで打つことにした。
・・・が、何かおかしい。
コイン持ちは若干悪い程度だったが
初当たりが引けないのだ。
コンドルのボーナス確率は設定1でもビッグが
1/277で、バケは1/482と軽い。
なのに三人揃ってボーナス自体が引けない。
「裏じゃないの?」
友人二人のどちらかがそう口にした瞬間
ようやく私の台に上段青7テンパイが降臨。
これが見事にビッグで、そこから数珠つなぎの
連チャンが始まる。
で、ビッグ中のハズシは普通に効くのだが
このハマリと連チャンを見る限り、初当たりをカットした
裏モノだったのだろう。
実はコンドルは末期には裏モノが存在していた。
私が住んでいた地域でも、当時営業していたD店には
コンドルの裏モノ(状態モノ)やかなり過激な
ジャグラーの裏モノ(0Gバージョン)もあったのだ。
そんなわけで、まさかのコンドルの裏に遭遇
したわけだったが、その後は他の機種などでも
遊び打ちし、収支は私だけ若干コインを流せたものの
皆揃って大負け。
・・・どうにも納得いかなかった三人は
また適当に田舎の市街地を適当に走り
パチンコ屋を見つける。

今後は先ほどのU店とは違い、広い道路沿いに
面した中型店で、早速入店。
で、そこにあったのが当時は絶滅していたと
思われていたゴールデンフリッパーである。
前作のフリッパー3は打ったことはあっても
このゴールデンフリッパーに関しては
打ったことはもちろん筐体を見たのもこれが
初めてだった。
元々マイナー機であっただけでなく
登場から既に5年も経っていたため
なかなかお目にはかかれない。
というわけで、これまた三人で
打つことに。
※台数は2台しかなかった記憶があるが。
・・・が。
正直フリッパーでさえ「キュイッ」とイルカが揃えば
熱いということくらいしか記憶になく、この台に
関してはさらにチャンス目主体という
ゲーム性であったことから、よくわからないまま
打っていた。
で・・・

程なくしてビッグボーナスをゲットした私は
レギュラーも絡めて連チャンし始める。
よくわからないまま打ち続け、ドル箱に
手が届いた頃、他の友人二人は
またしても大敗を喫し、途方に暮れていたのだが
私の台はどう考えても高設定だったので
待たせるのも悪いということで
一足先に帰ってもらうことにした。
・・・が、U店でのクソ負けを取り返そうと
欲を出した天罰だろう。
彼らが帰った途端、クソハマリを喰らい
みるみるうちに出玉が減っていく私のイルカ。
しかも、最初の連チャンは単なる高設定の
挙動だと思っていたのだが、先ほどのコンドル同様
どうにも出方が裏モノなのである。
フリッパー自体当時は既に古いレア台だったたし
この台に裏モノがあるということも
知らなかったため、バージョンなども不明で
成す術がない。
※当時ゴールデンフリッパーに
裏モノが存在したことは後から知った。
結局2000枚弱あったコインは全部飲まれて
さようなら。
元々遊びで旅打ちに来ていたわけなので
まあいいかと店を出ると、外は既に真っ暗。
急いで最寄りのJR駅まで行って帰ろうかと
財布の中身を確認すると・・・
空っぽである。
てっきり一万円札の1枚くらいはあるものだと
思っていたのだが、これには面を喰らい
放心状態の私。
先に帰った友人に電話をするも
旅疲れで寝ているのか一向に出ない。

仕方がないので、とりあえず駅まで数十分かけて歩き
駅員に事情を説明して電車に乗せてもらおうと
するも・・・
駅員「もう最終便は出ちゃいましたよ」
当然である。
時間は既に日をまたごうとしていたのだ。
これにて野宿確定。
幸い夏だったこともあり、寒くはなかったが
私は駅横にあったベンチに横たわり、真っ暗闇の中
一人、蚊に刺されながらも長い一夜を過ごした。
翌日は朝一で友人に迎えに来てもらい
事なきを得たわけだが・・・
正体不明の裏ゴールデンフリッパー?を
高設定だと勘違いし、負けを取り返せるかもしれないと
高を括った挙句、財布の中身を確認しなかった私は
この時、まだ弱冠二十歳そこそこの
クソ馬鹿野郎だったというわけである。
2000年某日夜。
私は途方に暮れていた。
それは財布に小銭しかないということだけではない。
この時、置かれていた状況が家から数百キロ
離れた異国の地で帰れないことが
その原因である。
・・・話は前日に遡る。
当時、私は年に数回旅打ちをしていた。
まだネットも発達しておらず、パチンコ屋はもちろん
どこにどんな台があるかという機種情報も
乏しかったため、こうして自分の足で各地の
パチンコ屋を探索することで、思わぬマイナー機や
裏モノに遭遇する楽しみがあったのだ。
で、この日、いつものように私は某店で
導入されたばかりのタロットマスターを打っていたのだが
同じ店に居た友人二人と、打ち終わりに
旅打ちに行こうとなったわけだ。
この日は友人Aの車で一緒に来ていたため
そのままAの車で出発。
時間は既に夜遅かったため、目的地に着いたのは
明け方だった。
で、この目的地というのは、とある田舎で
私の家から300キロは離れていた遠い場所。
宿泊施設は健康ランドくらいしかなかったため
とりあえずそこに一泊して、翌朝から
パチ屋探索を開始した。

そこで見つけたのが如何にも田舎にありそうな
小さくて古いU店。
駐車場に車を停めて早速店内を見渡すと
ちょうどコンドルが三台並んで設置されていた。
7枚交換ながらも既に設置店も少なくなっていたので
久しぶりに青テンでも拝もうかと
三人並んで打つことにした。
・・・が、何かおかしい。
コイン持ちは若干悪い程度だったが
初当たりが引けないのだ。
コンドルのボーナス確率は設定1でもビッグが
1/277で、バケは1/482と軽い。
なのに三人揃ってボーナス自体が引けない。
「裏じゃないの?」
友人二人のどちらかがそう口にした瞬間
ようやく私の台に上段青7テンパイが降臨。
これが見事にビッグで、そこから数珠つなぎの
連チャンが始まる。
で、ビッグ中のハズシは普通に効くのだが
このハマリと連チャンを見る限り、初当たりをカットした
裏モノだったのだろう。
実はコンドルは末期には裏モノが存在していた。
私が住んでいた地域でも、当時営業していたD店には
コンドルの裏モノ(状態モノ)やかなり過激な
ジャグラーの裏モノ(0Gバージョン)もあったのだ。
そんなわけで、まさかのコンドルの裏に遭遇
したわけだったが、その後は他の機種などでも
遊び打ちし、収支は私だけ若干コインを流せたものの
皆揃って大負け。
・・・どうにも納得いかなかった三人は
また適当に田舎の市街地を適当に走り
パチンコ屋を見つける。

今後は先ほどのU店とは違い、広い道路沿いに
面した中型店で、早速入店。
で、そこにあったのが当時は絶滅していたと
思われていたゴールデンフリッパーである。
前作のフリッパー3は打ったことはあっても
このゴールデンフリッパーに関しては
打ったことはもちろん筐体を見たのもこれが
初めてだった。
元々マイナー機であっただけでなく
登場から既に5年も経っていたため
なかなかお目にはかかれない。
というわけで、これまた三人で
打つことに。
※台数は2台しかなかった記憶があるが。
・・・が。
正直フリッパーでさえ「キュイッ」とイルカが揃えば
熱いということくらいしか記憶になく、この台に
関してはさらにチャンス目主体という
ゲーム性であったことから、よくわからないまま
打っていた。
で・・・

程なくしてビッグボーナスをゲットした私は
レギュラーも絡めて連チャンし始める。
よくわからないまま打ち続け、ドル箱に
手が届いた頃、他の友人二人は
またしても大敗を喫し、途方に暮れていたのだが
私の台はどう考えても高設定だったので
待たせるのも悪いということで
一足先に帰ってもらうことにした。
・・・が、U店でのクソ負けを取り返そうと
欲を出した天罰だろう。
彼らが帰った途端、クソハマリを喰らい
みるみるうちに出玉が減っていく私のイルカ。
しかも、最初の連チャンは単なる高設定の
挙動だと思っていたのだが、先ほどのコンドル同様
どうにも出方が裏モノなのである。
フリッパー自体当時は既に古いレア台だったたし
この台に裏モノがあるということも
知らなかったため、バージョンなども不明で
成す術がない。
※当時ゴールデンフリッパーに
裏モノが存在したことは後から知った。
結局2000枚弱あったコインは全部飲まれて
さようなら。
元々遊びで旅打ちに来ていたわけなので
まあいいかと店を出ると、外は既に真っ暗。
急いで最寄りのJR駅まで行って帰ろうかと
財布の中身を確認すると・・・
空っぽである。
てっきり一万円札の1枚くらいはあるものだと
思っていたのだが、これには面を喰らい
放心状態の私。
先に帰った友人に電話をするも
旅疲れで寝ているのか一向に出ない。

仕方がないので、とりあえず駅まで数十分かけて歩き
駅員に事情を説明して電車に乗せてもらおうと
するも・・・
駅員「もう最終便は出ちゃいましたよ」
当然である。
時間は既に日をまたごうとしていたのだ。
これにて野宿確定。
幸い夏だったこともあり、寒くはなかったが
私は駅横にあったベンチに横たわり、真っ暗闇の中
一人、蚊に刺されながらも長い一夜を過ごした。
翌日は朝一で友人に迎えに来てもらい
事なきを得たわけだが・・・
正体不明の裏ゴールデンフリッパー?を
高設定だと勘違いし、負けを取り返せるかもしれないと
高を括った挙句、財布の中身を確認しなかった私は
この時、まだ弱冠二十歳そこそこの
クソ馬鹿野郎だったというわけである。
シェアして皆に教えよう!
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