■パチ屋でナンパする男先日、某ホールでマイジャグラーを
打っていた時のこと。
私の台は朝から挙動も良く、昼前には高設定を
確信し、回していたのだが、その頃くらいに
2つ隣に綺麗な女性が着席。
見た目は30歳手前くらいの脂の乗った
例えるなら沢尻エリカ風味な女性。
自分の出玉を全部渡して居酒屋でも
ご馳走した後はたっぷりお礼でも
してもらおうか馬鹿野郎。
・・・なんてイケないことを考えていたのだが
しばらくして私と女性の間の席に
30歳前後だろう男が着席。
見た目は長いサラサラの髪で茶髪。
強めの香水を振りかけており、見るからに
ナルシストだ。

私はこの手の自分が大好きなナルシスト野郎が
大嫌いである。
女に対して少しでも良いように見られたくて
さりげなく金持ちアピールしたり、優しさアピールを
したりするため、見ていてヘドが出るのだ。
ちなみにナルシストは犬か猫が大好き(なフリ)
である。
とは言え、所詮は関わることもない他人だ。
特に気にすることもなかったのだが
どうもこのナルシストはよそ見していて
落ち着かない様子。
しかも隣の沢尻エリカ風味な女性の方を
チラチラと見ている。
意識しているのだろう。
・・・するとナルシストがついに勝負に出た。
なんと隣の沢尻エリカに話し掛けているではないか。
(彼女と私のロマンスを邪魔しやがってこの野郎)そうカチカチきながら様子を伺っていたのだが
エリカは微動だにせず、「別に・・・」と言わんばかりの
無表情で黙々とマイジャグを回している。
ナンパには慣れているのだろう。
完全無視である。
(はーっはっはっは!ざまあみろ)ナルシストが無視される様を高笑いしながら
マイジャグで爆連させる私。
エリカほどの綺麗な女がお前のようなナルシスト野郎に
簡単に付いていくわけがないだろう。
そう思い、いずれ消えるであろうナルシストの
動向を冷ややかな視線で見ていた。
・・・が。
ここで事件が起こる。
■ナルシストに根負けするエリカエリカに完全無視を決め込まれても尚
スマフォを手に取りながら、引き下がらない
ナルシスト。
※連絡先を聞こうとしていた?
(しつこい野郎だな、店員でも呼んで注意してもらうか・・・)
(いや、私が直接注意して助けた方がその後の展開が・・・)なんてことを考えていると、突然ナルシストとエリカが
席を立ち、二人でどこかへ行ってしまった。
エリカの下皿にはまだコインが残っている。
※ナルシストの下皿にはコイン無し。(何・・・?まさか成功したのか?)するとしばらくして二人は戻ってきた。
そして二人は特に会話もなく黙々と打ち始める。
ナルシストの先ほどまでの勢いはなく
エリカに話しかけることはなくなった。
(どうした?連絡先を交換して安心したのか?)気になって仕方ない私はチラチラ彼らの方に
視線をやっていた。
(あれ・・・?)よく見ると彼らの見た目が似ている。
エリカは化粧をしているため断定はできないが
口元、鼻、輪郭がそっくりなのだ。
どちらが兄、姉なのかはわからないが
とにかく似ている。
(もしかするとナルシストはエリカを
ナンパしているのではなく、単に金を借りにきた
だけなのか?)案の定ナルシストは一向のボーナスが引けず
エリカの下皿からコインを拝借して打っている。
エリカは相変わらず無表情。
これはやはり兄妹なのだろう。
・・・とにかくこれで一安心だ。
ナルシストにエリカを取られる心配はない。
この後ナルシストを表に連れ出して
ぶん殴ってやろうかと思ったのだが、兄妹で
並び打ちしているだけならば許そう。
そして私は今後ナルシストを「お兄様」と
呼ばせていただきます。

・・・ちなみにだが。
パチ屋で綺麗な女性客、ましてや店員や
コーヒーレディに声を掛けるのはヤメておいた方が
身のためだ。
余程のイケメンで仲良くなってもいない限り
9割方断られる。
そして断られたら、間違いなく休憩中のネタにされ
笑い者にされるだろう。
私は過去にパチ屋の店員とコーヒーレディと
付き合っていたことがあるが、彼女らが言うには
客は大抵あだ名を付けられており、連絡先を
書いた紙を渡しても、捨てられるか
彼氏に渡ってしまう。
客の場合も若い女性の場合、大体彼氏と
来ているし、無駄なことだ。
普段行かない店ならばまだしも、これが
よく行くような店だとお終いである。
皆さんもパチ屋で彼女達に連絡先を聞こうとする際は
是非とも気を付けていただきたい。
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-1559.htmlパチ屋で隣の男性客が横の綺麗な女性客を延々とナンパしていた時の一部始終
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