■確率の収束と逆正弦定理についてツイッターで少し面白い持論を持つ人間が居たので
まずはそれを紹介させていただこう。

要するに中間設定のような安い期待値の台の場合
ある程度出てしまうとその後は収束して出ない
という理論だ。ここで気になる言葉がある。
記事タイトルにもある通り
『出しヤメ』という言葉。
これは要するにその台のポテンシャルを
出し切った、これだけ出たのだから
もう出ないだろう、という考えだ。
これを読んで頭の良い人間はこう思っただろう。
収束の意味を全く理解していないと。
確率の収束とはハマったからその後連チャン
するわけでもなく、連チャンしたからその後
ハマるわけではない。
あくまでその台の決められた確率によって
一定の抽選を受け続ける。
たとえばビッグ確率が1/300の台があったとする。
それがどんな状況であり、設定が変更されるまでは
永遠に1/300で抽選される。
とは言え、完全確率のため、毎回確率通りに
引けるわけではない。
具体的に数値を出すと・・・
そのビッグ確率が1/300の台で
最初に1000ハマってビッグを引いたとする。
つまりその時のビッグ確率は1/1000だ。
ただその台はビッグ確率が1/300なので
次は1/300で引く。
するとビッグ確率は1/650になる。
次も1/300で引く。
1/533。
次も同じ。
1/475。
もうお分かりだろう。
これが確率の収束だ。
ハマったからといって抽選する確率が
上がるわけではない。
そして最初に一度でも確率以上にハマった場合
本来の確率に近づくのには時間が掛かるし
二度と本来の確率を取り戻すことはできない。
逆正弦定理という言葉があるが
つまりそういうことだ。
この理論は簡単に言えば、一度プラスになると
プラスを維持し続けて、一度マイナスになると
マイナスを維持し続けやすいということ。
HEY鏡は機械割詐称の疑いアリ&確率が収束しない理由と逆正弦定理の罠!12/27~28稼働。収束の意味を知っていれば当然理解できるはずだ。
・・・こんな当たり前の理論だが、人間の心理として
楽な方へ、都合の良い方へと考え方が
偏ってしまうのだ。
特にアイムジャグラーなどの高設定でも
スペックが辛い台で爆連した後は
打ちたくないだろう。
それは私にも理解できる。
これだけ辛い台でこれだけ出たのだから
もう出ないのではないか、というのは
たとえ収束を理解していても思うことがある。
ただそれは所詮間違った考え方だということを
理解しなければならない。
■期待値を追う作業と高設定を打つ価値今回紹介した波理論を展開した者もそうだが、単に
波だけを読んで立ち回っているわけではないようで
こうしたオカルトと設定狙いを織り交ぜている
人間も中には居るだろう。
当然設定は狙っているため、これでも勝ってる
という人間は居る。

・・・馬鹿野郎。
収束を理解して黙って期待値だけを追っていれば
もっと勝ってるんだよ。
これは25年間パチンコ屋に入り浸り、23年間
パチンコ・パチスロだけで生活し、期待値だけを
追って生活してきた私の経験によるものだ。
そしてこれは私がこの生活を始める何十年も前から
確立された理論だ。
ここ数年、10数年で始めたような者が
そう簡単に覆すことはできない。
何周も回って得た私の結論は、期待値がプラスの台を
できるだけ多く回し、期待値がマイナスの台は
できるだけ少なく回す、ただそれだけのこと。
結局余計な考えをしても意味がないのだ。
・・・とは言え、私もたしかに今のつまらない台や
安い台はたとえ高設定だとしても
酒が飲みたくなったり、飽きたら途中で
ヤメることがある。
ただそれは沢山出たからもう出ないだろう
などという考えではない。
今のパチスロには終日打ち切れる価値のある
台が無い。
要するに今の安い台を苦しい思いをして
打ち切りたくないだけである。
閉店まで残りの2時間の数千円の期待値よりも
その時間を使って家や居酒屋でゆっくり晩酌を楽しむ方が
私にとっては大いに価値がある。
収束を理解していてヤメるのと理解しないで
ヤメるのとでは大違いなのである。

・・・私は今回も含め、これまで確率の収束について
散々記事で説明してきたが、ツイッターを見ていると
未だに理解できない者が非常に多い。
ネットには間違った情報が数えきれないほど存在するが
いい加減何が正しいか何が間違っているのかは
理解できてもいいだろう。
とは言え、呆れると同時に少し嬉しい部分もある。
全国のスロッターが皆確率の収束と期待値を
理解して行動に移してしまえば、私の
食い扶持はさらに狭まるだけだ。
パチスロ生活者はそんな彼らに
食わせてもらっているということを有難く思い
これからも感謝しなければいけない。
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-1560.html出しヤメは勝てる?完璧な波理論で勝つ男?間違った確率の収束の考え方と立ち回りについて
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