道外れの人生(改)

■某Y店の超オイシイイベント
2004年と言えば初代北斗の拳全盛期であり

私も例に漏れず北斗の設定狙いや、その他

ストック機の天井狙いで立ち回っていた。


・・・で、今回紹介する南国育ち。

この機種は6の分かりやすさは評価できるものの

その仕様が初当たりは軽く、1G連しやすいが

ほとんどが3連しかしないため、作業感が強く

正直好きではなかった。
※単発と3連が大半を占める。

この仕様は本機よりも前に登場した

大ヒット機種である初代獣王の設定6の仕様に

似せて作っていたわけだ。

そんな理由もあって、導入当初から私は

積極的にコイツを攻めるようなことはなかった。


・・・そんなある日。

郊外に位置する某Y店が

随分変わったイベントを始めた。

それが記事タイトルにもある通り、1000G

ハマればせってい6に打ち換えてくれる

というサービスだ。




Y店は私が物心がついてから既に存在していた

小さなパチンコ屋。

客層はほとんどが年配客で若いプロ連中は

皆無の地域密着型の店。

そういうこともあってなのか、店長からの

ハマった年配客へのささやかなサービス

ということだったのかもしれない。


・・・で、だ。

このイベントの条件は単純明快。


『対象機種でデータカウンタ上で1000ハマり』


これでOKだ。

つまりハマった台に座り、そこから前任者と合わせて

1000ハマっても良いということ。

しかも毎日開催である。


・・・これはオイシイ。

爺婆しか居ないY店であればハマってヤメていく

客も多いし、やりたい放題である。

ところがだ。

このイベント対象機種となっていたのが

『南国育ち』だったのである。

育ちの初代を打ったことがある方なら

ご存知かと思うが、天井は基本的に996G。

モードCに限っては6000Gとなっているのだが

このモードには1G連後のみにしか移行せず

尚且つ移行率が数％しかない。

つまり996G天井はいっても、それを超えること自体は

そう簡単には起こらないわけである。

この時点で何ともセコイ店だと思った私だったが

それでも1G連した後の台のハマリ台を打てば

数％の確率でモードCの可能性があり

1000Gハマれる可能性が十分あるのだ。




・・・そんなわけで、他に打てる店が無い時は

Y店での1G連後のハマり台を求めて

徘徊する日々が始まった。

で、イベント初開催から数日後

早くも1G連後のハマり台を見つけた私。

モードCであってくれと意気揚々と打ち始めると

これがあっさり1000G到達。
※打ち始めの回転数は覚えていないが
おそらく600Gは超えていたはず。

と、同時に呼び出しランプを押して

見事に設定6に打ち換えである。
※結果は3000枚弱の獲得？




・・・これこそが究極の天井狙い。

とは言え、1G連後にモードCに移行する確率は

設定1で4％弱と低く、さらにそこで1000Gハマる

必要があるため、そうそうチャンスはやってこない。


さらに、このイベントでは数回設定6に

打ち換えてもらったのだが、私のような

ハイエナくそ野郎を嫌ってなのか、その後

同じ客がハマることが条件になってしまい

途中からのハイエナが全くもって無意味と

なってしまった。


当時この手の『ハマったら○○』といった

イベントは各地で開催されており、中には

『○○ハマったら○○枚贈呈』なんていう

サービスを行っていた店もあった。


・・・まだまだイベント規制が緩かった時代。

夢も希望もないつまらないゴミパチスロしかない

今のご時世、せめてパチンコ屋のイベントだけは

自由にさせてほしいものである。

それこそが集客効果に繋がるせめてもの

方法だろう。

高い金を払って訳の分からないユーチューバーや

動画媒体の素人演者を呼ぶくらいならば、余程客の

ためになるし意味があるんだよ馬鹿野郎。