道外れの人生(改)

実はこの盗撮している客と、撮られている客は

同じパチプロ。

いわゆる同業者でライバル同士なのだ。

二人はたまにパチンコ屋で見掛けることがあるのだが

彼らが話しをしているのは見たことがない。

というよりも立ち回りが被っているために

明らかに敵対している者同士。


・・・で、だ。

撮られている側の客が打っていたのは

ハマリ台で、要するに天井狙い。

つまり盗撮した側の客はそのハマリ台を

取られた腹いせにそういった行為に

及んだというところだろう。


・・・ではその撮った客の画像をどうするのか？

おそらくSNSやネットの掲示板に載せて

晒したりするのだろう。

そこまでする確証はないが、相手が他人で

本人の許可なく写真に撮って記録に残す

ネットに晒すということは当然犯罪だ。

プライバシーを侵害している。


盗撮した側は一見普通のおっさんなのだが

随分陰気臭い野郎だ。

やはり他人の頭の中は何を考えているのか

わからない。

彼とは話したことはないが、私が見掛ける度に

スマフォを片手に歩いていたし、おそらく余罪も

ありそうだ。


・・・このように盗撮被害は女性だけとは

限らないし、こういう輩は意外にも多く

存在しているのだ。


■もし盗撮の被害に遭ったら
私はこうした被害には遭ったことはないと思うが

もし自分が撮られているとわかった場合は

すぐに店員に報告することだ。

そうすれば警察を呼んでくれる。

相手は当然起訴されたくないので、大体が

示談ということになる。

盗撮被害の示談金の相場はおそらく

20～30万だろう。




思わぬ臨時収入となるので、もし被害に

遭われた方は我慢せずにすぐに店員に報告するのが

いいだろう。


・・・ちなみに今回私が目撃した盗撮現場だが

暇だったので帰り際、店員に一部始終を伝えておいた。

本当は直接加害者に注意して、警察に突き出そうとも

考えたのだが、私には一円の得にもならないし

彼もすぐに店を後にしたようだったので

こうすることにした。

被害が自分や他の客に及ぶ前に何とかして

ほしいものである。




・・・で、この件に関して一つ思うことがある。

女性の盗撮被害では大騒ぎになるのに

男性の盗撮被害は何故か事件にならないことが

多い。

たしかに女性を盗撮する目的と、男性を盗撮する

目的自体が異なるというのはある。

正直男である私もこうした行為をされても

晒されようとも何とも思わないし気にならない。

ただ普通の男性からしてみれば、女性にも劣らず

かなりのストレスになるはずだ。

パチンコ屋の盗撮問題は被害者が女性の場合

ばかり事件になるが、被害者が男性の場合も

しっかりと対応してほしいものである。