歴代パチスロ最高負け記録!初代『ビンゴ』裏モノで一日に38万負けたプロS
- 2021/11/07
- 10:36
■デジスロ第三弾登場
1999年9月。
CT機やマルチライン機、大量獲得機などの
新基準機が登場し始めた頃、ベルコから
デジスロシリーズ第三弾として
初代『ビンゴ』が登場した。

©ベルコ

設定 | ビッグ | レギュラー |
設定1 | 1/297 | 1/655 |
設定2 | 1/273 | 1/655 |
設定3 | 1/256 | 1/655 |
設定4 | 1/244 | 1/655 |
設定5 | 1/240 | 1/496 |
設定6 | 1/240 | 1/364 |
設定 | 機械割 |
設定1 | 93,71% |
設定2 | 97,38% |
設定3 | 100,32% |
設定4 | 102,52% |
設定5 | 104,94% |
設定6 | 108,16% |
【基本仕様】
本機は同年3月に登場したデジスロ7の兄弟機で
A400のノーマルタイプマシン。
この前年にはデジスロの走りとも言える
ダブルアップがデビューしたのだが、この
デジタルに数字にゾロ目が揃えばボーナス確定
という単純明快なゲーム性は主に年配客に
支持を受けた。
1998年パチスロ!ビンゴの前身機!4号機の初代デジスロ?『ダブルアップ』
本機は各リールにビンゴが揃えばデジタルが
作動し、ゾロ目で停止すればボーナス確定。
偶数はレギュラー、奇数はビッグ確定となる。
デジタルは5ゲーム感覚で作動するのだが、これが
3連続で作動するとボーナス確定という
法則も存在。
リプレイハズシもそこそこ効果があり、その上
簡単だった。
・・・この初代ビンゴは、のちに大ヒット機種
AT機『スーパービンゴ』に繋ぐ重要な機種で
あったわけである。
閉店保障アリ!ゴッドを超えた?史上最強AT機『スーパービンゴ』で閉店1分前にファー&ダメ人間を打ち子に雇った話。
■ビンゴで3800ハマる男
1999年9月頃と言えば、大花火が登場する
直前であり、大量獲得機はビーマックス
アステカなどのCT機、そしてAタイプの王道
ハナビなどがホールの看板機種であり
まさにユニバ黄金期だった。

その頃にたまに打ちに足を運んでいたG店。
ここは田舎の住宅街にあった店で、周りは
大きな木が生い茂っており、地元民以外には
非常に分かりにくい場所に建っていた。
当時、知人がこの近くに住んでいたので
その彼にG店を教えてもらって打ちに
行っていたわけだ。
・・・その彼が今回の主役。
名前は鈴木さん(仮名)
2号機時代からパチスロで稼いでいた男で
私よりも4つほど歳上であり、初代番長や
秘宝伝などの4,7号機時代には足を洗った
元プロである。
彼とは他店で知り合ったのだが、いつも
2号機時代の攻略法の自慢話を聞かされて
いたものだ。
人間、年を取ると昔話をよくするとは
言ったものだが、今の私にも何となくその意味が
理解できた気がする。
・・・で、鈴木さんがジグマにしていたG店は
なかなかの優良店で、私がよく打ちに行くように
なったのは2000年春頃から。
コンドルを始め、タコスロやサクセション
グランシェルといったユニバの甘い機種に
毎日高設定を使っていた。
しかも等価である。
私はそこで主にグランシェルやコンドルを
打っていたのだが、彼は毎日タコスロの
設定56を打って連日爆出ししていたわけだ。

・・・そんな中、G店に新台でビンゴが
導入された。
当時は登場から遅れて導入されるパチスロは
決まって裏モノなのが定石。
このビンゴもやはりというか例に漏れず
裏モノだった。
で、鈴木さんは普段攻略系のネタが無い時は
甘いノーマルタイプで地道に稼ぐスタイル
だったのだが、本来は裏モノ好きの元中毒者。
一時期はビガーを毎日朝から晩まで一年近くに
渡って打ち倒していたようで、彼はビンゴを
見て、その頃の熱が再発してしまった。
それもそのはず。
裏ビンゴの仕様を思い出した分紹介しよう。
【ビンゴ周期&ハウスモノバージョン】
①ボーナスは周期抽選
②青天井(天井なし)
③コイン持ちは1000円/18G前後
④状態はビッグレギュラー混合で連チャン性能は激高
⑤状態突入率は3割(台によるが)で6~7はショボ連で残りはモノホン
⑥ハズシは効かない
当時流行っていた裏モノには周期抽選の台が
多く存在していた。
要するに特定ゲーム数を消化するとそこで
初めてボーナス抽選を行い、漏れるとまた
周期を目指してゲーム数を消化していく
というもの。
で、ビンゴも当時全国的に周期抽選の裏モノ
としてそれなりに設置店があったのだが、この
機種には天井がなく、且つコイン持ちが当時の
裏としては最高クラスに悪い。
小役はおろかリプレイさえ揃わないのだ。
・・・裏モノ好きの鈴木さんにはまさに
ヒリつく極悪仕様がたまらなかったのだろう。
彼は新装である程度様子見したりして
内部仕様を把握していたようだが、新装2日目
だったか3日目だったか、私を誘って打ちに
行ったのである。
リセットモーニングの有無は記憶にないが
私は早々にビッグを引き当てたものの
ショボ連で終わり、いくらか追加投資するも
当たらずに早々にリタイヤ。
鈴木さんに付き合って打ったビンゴだったが
やはりハズシ効果もない辛いであろう
裏モノにいくらも突っ込む気にはなれなかった。
鈴木さんと言えば、朝からお約束のハマリ。
彼は裏モノにめっぽう弱く、よく10万負けなどの
話を聞かされていた。
・・・で、ビンゴの島は新装初日とは裏腹に
朝から地獄絵図。
ほとんどの台が1000オーバーのハマリを
喰らっており、ようやく当たっても単発か
ショボ連で目にも当てられない状況。
普段からコンドルやタコスロに高設定を
入れられるのはこういった裏モノで
回収できてこそだったのだろう。
そして鈴木さんに至っては昼過ぎになっても
まだノーボーナス。
ハマリは3000を超え、4000に届こうかという
くらいでようやくビッグを引く。
・・・が、無念の単発。
この時点で投資は20万オーバー。
そして彼はヤメることなく再び深海へダイブ
するのである。
とは言え、やはり彼は昔からパチンコ・パチスロ
で稼いでいた生粋のプロだ。
「いや~状態引くまで絶対ヤメないわハハハ」
金はある程度持っていたため、そう簡単には
へこたれない。
完全に意地になっていたようで、普段の彼からは
考えられない。
・・・当時は喰える裏モノも中にはあったが
やはりコイン持ちが悪く、天井が無い裏は
正直勝てるビジョンが見えないわけだ。
そんなビンゴに延々と投資する鈴木さん。
夕方、彼は私の元にやってきて、投資が
38万になったところでギブアップ宣言をして
店を後にした。
顔は笑っていたが、目は笑っていなかった。

・・・この裏ビンゴはその後、パチスロ必勝
ガイドでも取り上げられたことがあるが、その
バージョンとはやや異なっていた部分がある。
※ハウスモノと表記したのはそのせい。
G店のビンゴは通常時にデジタルが
全く言っていいほど作動しないのだ。
なので作動しただけで熱い。
そして状態中になると逆転し、ボーナスの前兆
及び状態中のサインとして作動しまくり。
これが最高に面白い。
つまりボーナス終了後にデジタルが全く
作動しなければ状態非突入となるため
G店の客はボーナス後、皆デジタルに
動け動けと念じながら打っていたわけだ。
・・・そんな激しい裏ビンゴのハウスモノだが
鈴木さんはそれ以降もしばらくG店で打ち続け
一財産を失ったのは言うまでもない。
1999年9月頃と言えば、大花火が登場する
直前であり、大量獲得機はビーマックス
アステカなどのCT機、そしてAタイプの王道
ハナビなどがホールの看板機種であり
まさにユニバ黄金期だった。

その頃にたまに打ちに足を運んでいたG店。
ここは田舎の住宅街にあった店で、周りは
大きな木が生い茂っており、地元民以外には
非常に分かりにくい場所に建っていた。
当時、知人がこの近くに住んでいたので
その彼にG店を教えてもらって打ちに
行っていたわけだ。
・・・その彼が今回の主役。
名前は鈴木さん(仮名)
2号機時代からパチスロで稼いでいた男で
私よりも4つほど歳上であり、初代番長や
秘宝伝などの4,7号機時代には足を洗った
元プロである。
彼とは他店で知り合ったのだが、いつも
2号機時代の攻略法の自慢話を聞かされて
いたものだ。
人間、年を取ると昔話をよくするとは
言ったものだが、今の私にも何となくその意味が
理解できた気がする。
・・・で、鈴木さんがジグマにしていたG店は
なかなかの優良店で、私がよく打ちに行くように
なったのは2000年春頃から。
コンドルを始め、タコスロやサクセション
グランシェルといったユニバの甘い機種に
毎日高設定を使っていた。
しかも等価である。
私はそこで主にグランシェルやコンドルを
打っていたのだが、彼は毎日タコスロの
設定56を打って連日爆出ししていたわけだ。

・・・そんな中、G店に新台でビンゴが
導入された。
当時は登場から遅れて導入されるパチスロは
決まって裏モノなのが定石。
このビンゴもやはりというか例に漏れず
裏モノだった。
で、鈴木さんは普段攻略系のネタが無い時は
甘いノーマルタイプで地道に稼ぐスタイル
だったのだが、本来は裏モノ好きの元中毒者。
一時期はビガーを毎日朝から晩まで一年近くに
渡って打ち倒していたようで、彼はビンゴを
見て、その頃の熱が再発してしまった。
それもそのはず。
裏ビンゴの仕様を思い出した分紹介しよう。
【ビンゴ周期&ハウスモノバージョン】
①ボーナスは周期抽選
②青天井(天井なし)
③コイン持ちは1000円/18G前後
④状態はビッグレギュラー混合で連チャン性能は激高
⑤状態突入率は3割(台によるが)で6~7はショボ連で残りはモノホン
⑥ハズシは効かない
当時流行っていた裏モノには周期抽選の台が
多く存在していた。
要するに特定ゲーム数を消化するとそこで
初めてボーナス抽選を行い、漏れるとまた
周期を目指してゲーム数を消化していく
というもの。
で、ビンゴも当時全国的に周期抽選の裏モノ
としてそれなりに設置店があったのだが、この
機種には天井がなく、且つコイン持ちが当時の
裏としては最高クラスに悪い。
小役はおろかリプレイさえ揃わないのだ。
・・・裏モノ好きの鈴木さんにはまさに
ヒリつく極悪仕様がたまらなかったのだろう。
彼は新装である程度様子見したりして
内部仕様を把握していたようだが、新装2日目
だったか3日目だったか、私を誘って打ちに
行ったのである。
リセットモーニングの有無は記憶にないが
私は早々にビッグを引き当てたものの
ショボ連で終わり、いくらか追加投資するも
当たらずに早々にリタイヤ。
鈴木さんに付き合って打ったビンゴだったが
やはりハズシ効果もない辛いであろう
裏モノにいくらも突っ込む気にはなれなかった。
鈴木さんと言えば、朝からお約束のハマリ。
彼は裏モノにめっぽう弱く、よく10万負けなどの
話を聞かされていた。
・・・で、ビンゴの島は新装初日とは裏腹に
朝から地獄絵図。
ほとんどの台が1000オーバーのハマリを
喰らっており、ようやく当たっても単発か
ショボ連で目にも当てられない状況。
普段からコンドルやタコスロに高設定を
入れられるのはこういった裏モノで
回収できてこそだったのだろう。
そして鈴木さんに至っては昼過ぎになっても
まだノーボーナス。
ハマリは3000を超え、4000に届こうかという
くらいでようやくビッグを引く。
・・・が、無念の単発。
この時点で投資は20万オーバー。
そして彼はヤメることなく再び深海へダイブ
するのである。
とは言え、やはり彼は昔からパチンコ・パチスロ
で稼いでいた生粋のプロだ。
「いや~状態引くまで絶対ヤメないわハハハ」
金はある程度持っていたため、そう簡単には
へこたれない。
完全に意地になっていたようで、普段の彼からは
考えられない。
・・・当時は喰える裏モノも中にはあったが
やはりコイン持ちが悪く、天井が無い裏は
正直勝てるビジョンが見えないわけだ。
そんなビンゴに延々と投資する鈴木さん。
夕方、彼は私の元にやってきて、投資が
38万になったところでギブアップ宣言をして
店を後にした。
顔は笑っていたが、目は笑っていなかった。

・・・この裏ビンゴはその後、パチスロ必勝
ガイドでも取り上げられたことがあるが、その
バージョンとはやや異なっていた部分がある。
※ハウスモノと表記したのはそのせい。
G店のビンゴは通常時にデジタルが
全く言っていいほど作動しないのだ。
なので作動しただけで熱い。
そして状態中になると逆転し、ボーナスの前兆
及び状態中のサインとして作動しまくり。
これが最高に面白い。
つまりボーナス終了後にデジタルが全く
作動しなければ状態非突入となるため
G店の客はボーナス後、皆デジタルに
動け動けと念じながら打っていたわけだ。
・・・そんな激しい裏ビンゴのハウスモノだが
鈴木さんはそれ以降もしばらくG店で打ち続け
一財産を失ったのは言うまでもない。
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