道外れの人生(改)

■過去最高余剰額と過去最低欠損額
私はパチンコ・パチスロで生活を始めて

約25年程になるが、すぐに期待値を

意識するようになった。

ただ、4号機末期になると、高い期待値を稼げる

機種がなくなってしまい、徐々にそれを最重要視

するものとして考えなくなったのだ。

所詮パチンコ・パチスロの期待値など

たかが知れている。

その場しのぎの何の意味も持たない

世の中で最もくだらないパチプロ達の拠り所だと

気付いてからは、毎月の稼働時間や雇う人間も

減り、生活にゆとりを持てるようになった。
※パチンコ・パチスロに対していい加減になった
とも言うが・・・


・・・それでも私もパチスロにおいては

しっかりと真面目に立ち回っていた時期もある。

その頃に経験した過去最高余剰と過去最低欠損を

発表しよう。
※余剰は期待できる金額以上の余り、欠損は
期待できる金額に満たない損失のこと。

◎過去最高余剰

©サミー

打った機種：猛獣王（設定不明＆1000Gからの天井狙い）
期待値：約2万円
収支：＋392,000円
余剰額：約38万円

1200G以降にチェリーが成立するとAT確定

（セット数は設定毎に振り分け抽選）で、それが

ボーナス成立まで続く。
※チェリー成立時の1/256でも天井終了。

当時としては天井がかなり強力だったため

猛獣王の天井狙いはよくしていたのだが

何度か一撃1万枚超えを経験している。
2002年パチスロ！獣王の後継機『猛獣王』で2万枚！設定6を打った時の思い出。


◎過去最低欠損

©本宮ひろ志/集英社/CIA
©ロデオ

打った機種：サラリーマン金太郎（設定6＆約9000回転）
期待値：約35万円
収支：－8万円
欠損額：約43万円
過去最低！パチスロ設定6の負け記録！機械割160％の初代『サラリーマン金太郎』5千枚全飲まれで爆死


どちらも一台で約40万円の開きである。
※当然これらは一台での余剰＆欠損なので
打ち子等を雇った時のものを含めると
それ以上になることも多々あった。

そう、期待値など所詮は見込みの金額だということ。

その数値通りにならないのならば、その数値

通りの価値はない。


・・・先日、私はツイッターでこう呟いた。

今の期待値稼働をする（期待値を意識した）

パチンカ―とスロッターがどういう反応をするのか

試してみたわけだ。




・・・が、やはり期待値稼働をするプロ連中は

反対意見がやや多く、賛同する者の多くは

真っ当な社会人と、予想通りの結果となった。


何度も言うが、期待値は所詮は見込みの値であり

それ未満になることは多く、数値通りの価値はない。
※もちろんそれ以上になることもあるが。

だからこそ勝つためには、安い期待値を

沢山積むのではなく、できるだけ一度に勝率の高い

期待値を積み、それを続けていく必要があるのだ。

確率は収束していくが、それでも確率通りに

なることは絶対にない。

たったの数か月・数年で理論値通りに落ち着く

ことはないのだ。

数十年でも無理だ馬鹿野郎。

自分がパチンコ・パチスロを打てている間に

大きく下ブレしたまま生涯を終える人間も

多いだろう。

それを理解できているのならば、たかが数千円の

安い期待値を稼ぐという行為が如何に

馬鹿らしいかが分かるだろう。

例えば沖ドキやハーデスの期待値数千円など

運が悪い人間は永遠に負け続ける。

この世界は確率が全てである以上、努力次第で

勝つことは可能だが、それと同時に『運』も

絶対に切り離せない。


だから我々パチプロがパチンコ・パチスロで

稼ぐ額など一般的な社会人が稼ぐ額に値する

わけがないと言っているわけだ。

設定6を打ち続けたとしても、運が悪く

今後負け続けるかもしれない。

今後一生高設定を打てないかもしれない。

そんな運任せの確率に依存したこの世界で

生きる馬鹿野郎が手にした金に、本当に

額面通りの価値はあると思えるのか？

社会人は期待値ではなく現金を稼いでいる。

そして得ているものは、それだけではない

ということは当然理解できるはずだ。

それに気付けない経験の浅い馬鹿なプロ達が多い

からこそ、まだまだこの業界はしばらく続く

だろう。


我々パチプロ専業は、人生を棒に振り

世間から馬鹿にされ、笑い者にされ

恥をさらし、ホールや客が床に落とした金を

拾う、その場しのぎの乞食生活である社会のゴミ

ということをしっかりと認識しなければ

ならない。