今日は稼働休み。
名機物語の続きをご覧下さい。
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■2001年春頃ディスクアップを打っていたら、
レバーの調子が悪くて反応が悪いためか
リールが勝手に回り出して
リプレイが10回程連続で揃った!
この不可解な出来事について某雑誌で
似たような記述を発見したのだ。
記事の下に小さく載せられていた実戦後記。
そこには
「今日レバーの調子が悪くてリプレイが
8回程連続で揃ったんですが一体
なんだったんですかねえ」そう書かれていた。
この時脳裏に浮かんだのは
「攻略法」レバーをいじればリプレイを連続させることが
できるんじゃないか。
ただ、どういじればリプレイを連続させることが
できるかまでは到底わかるはずもなく。
たまにホールで試すものの
停止したリールにはハズレばかり。
「レバーを壊すしかない」イケない考えも脳裏に浮かんだのだが
仮にできたとしてもリプレイが連続して揃うだけで
コインは増えない。
小僧の脳みそで出した結論は
「諦める」 であった。
そんなことよりも次々に発売される
今は無き名機達。
私はこの一連の出来事をすっかり忘れて
パチスロを打ちまくっていた。
2001年初頭頃に爆発的ヒットを飛ばした
爆裂AT機「獣王」は
最初こそ確率の悪いAタイプの印象で
客付きも悪かった。

©サミー
※2000年サミーから発売されたAT機。
設定6の機械割は140%を超えるエクストラ設定。
通常時は常に取りこぼしの発生する小役が
高確率で成立しており、ハズレを引くことで
AT抽選をしている。だが徐々に頭角を現し、射幸性の高い
ゲーム性とドットで繰り広げられる
コミカルなサウンドと世界観で
瞬く間に大ヒット機種と相成った。
私はディスクアップの兄弟機「キャッツアイ」等
他にも楽しい機種は山ほどあったため
あまり打つことは無かった。
そしてこの頃になると、付き合っていた
洋服屋の彼女とは停滞期を迎えていた。
なんせパチスロで喰っていることを
良く思っていなかったため、毎日パチスロを
打っていた私に呆れていたと思う。
「パチスロと私どっちが大事なの?」
長い間言われたことのないセリフだが
今言われたら間違いなく
「お前だよ」
そう答えるだろう。
ただ、今はそんな相手も居なく、夜な夜な
ネットのエロ動画を見ては自分を慰める
情けないハイエナくそ野郎に成り下がった。
とにかく当時の彼女には、何かと言い訳しては
デートの約束をすっぽかして、相変わらず
絶好調のパチスロばかりを打っていた。
ただ数か月後、世間を騒がせたサミーの攻略法
「コピー打法」が
自分の耳に入り、落胆する。
サミーの新筐体に通用するもので
レバーをゆっくり下げることで前回成立したフラグを
コピーできるというものだった。
いつも惜しいとこまではいくが
肝心なところまでは突き止められない小僧。
今の私から言わせれば
惜しくていいじゃないか。
女に
「今日はちょっと犬の散歩しなきゃいけないんだ」
そうラインで言われて、犬の散歩に
何時間もかかるわけないだろこの野郎とは
心の中で思っても言えるはずはなく
じゃあ散歩終わってから会おうと返信しても
その後は決まって音信不通。
惜しいどころか
「このアバズレが!」
と、悪態付く様を考えると
人間年は取りたくないものである。
パチスロでも狙い台を二択まで絞って
どちらかが高設定という場面で
いざ打ち出した結果、最初から
入っていないというオチにはもう慣れた。
今の私は毎晩枕を濡らしているのだ。
かくして推定億の大金を逃した小僧は
ショックのあまり少々の間パチスロから
離れることになる。
このままでいいのかという不安と
彼女からの叱責。
就職の二文字が頭によぎる。
小僧は大きな壁にぶち当たった。
・・・数日後、悩んでいてもしょうがない
そう思い、外ではミンミンとセミが鳴く中
ホールへ向かう。
・・・数分後、コピー打法を試して
偉そうな店員に怒られている自分がいた。
たかが、獣王の低確ハズレをコピーしただけ。
「ハズレをコピーして何が悪い
損してるんだよこの野郎」
とは言えるはずもなく
約120枚のコインを流し、ホールの外で
舌打ちする小僧。
この時思った。
「働こう」
と。
次回の更新もお楽しみに!
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-50.htmlパチスロ名機物語6後編~サミーのコピー攻略法で財産を築く小僧・・・?~
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