■業界初の予告フラッシュ搭載!1997年12月にメーシーから『サンダーV』が
登場し、業界初のチャンス予告+フラッシュを
搭載したことで空前の大ヒットを記録した。

🄫メーシー
※ボーナス確率設定1:B1/292,6R1/431,2
設定2:B1/273,1R1/431,2
設定3:B1/260,1R1/399,6
設定4:B1/248,2R1/372,4
設定5:B1/244,5R1/303,4
設定6:B1/240,9R1/256,0
※機械割(フル攻略)設定1:98,96%
設定2:102,59%
設定3:106,18%
設定4:109,85%
設定5:113,52%
設定6:117,21%
【仕様】当ブログでも何度か登場している
本機はA400タイプマシン。
業界初の3連絵柄や予告音を搭載し
話題となった機種である。
リプレイハズシは要ビタ押しで、減算値による
設定判別は不可能となっていたが、ビッグ中は
ベルとハズレ確率に設定差が存在し、その数値を
元に設定推測が可能だった。
※ベルは設定1で1/2,20~設定6で1/1,84と
高設定になるにつれてベル確率が良く
ハズレが少ない。また、通常時は引き込み範囲内で押してもスイカを
取りこぼしてしまうバッドポイントが存在するなど
上級者向けの台であったため、敬遠するユーザーも
居たが、斬新な予告演出は、業界に衝撃を与えたと
言っても過言ではないだろう。
このサンダーのヒットを受けて、その後
他メーカーが次々と3連絵柄やゲーム性を
真似し始めたのも、私の記憶に残っている。
※ボルキャニックの3連火山など。・・・そんな大人気機種サンダーVが
登場からしばらくしてから、一部の地域で
裏モノ化し始めたのである。
【ゼブイバージョンの思い出】サンダーは結構打ち込んだ機種ではあったが
実はあまり好きではなかった。
通常時の面倒な小役狙いと前述した通り
イジワル制御のせいで狙い箇所が限られてくるため
単調なリーチ目しか出ず飽きてしまうのだ。
※上段にバーや単独Vを狙うとスイカを
引き込まない。
🄫ECJ
同時期に発売されたドギージャムは
サンダーの影に隠れてしまい、設置は
少なかったが、技術介入度も高く
個人的にはこちらの方が好きだった。
1997年!20年前のパチスロ!サンダーVの兄弟機、エレコ『ドギージャム』を打つ。ただサンダーは設置が多く、高設定が
沢山入っているという理由で
某店でいつもイベントの札台を打っては
そこそこの収支を上げていた。
当時その店は裏モノが多く、キングガルフ
リズムボーイズといった王道の機種から
マニアックなものだとワニマルなどなど
怪しいメーカーの台はすぐに化けていた。
で、最初こそノーマルだったサンダーだが
次第に客付きが悪くなり、いつの間にか
目立たない島に追いやられてしまい
私も徐々に打たなくなってしまった。
・・・そんなある日、ビーマックスか何かで
2万負けて、久しぶりにサンダーでも
打とうと確率の良い台に着席。
するとすぐにビッグを引き当てた。
・・・が、ビッグ中にベルが全く揃わない。
リプレイしか成立しないので、ハズシをしても
損してしまうのである。
結局ハズシは諦めて消化。
この時、裏になっていたことはすぐに気付いたのだが
どう考えても初当たりとビッグ中の小役を
カットしているだけの極悪台にしか
見えなかった。
※この店は裏モノになると機種によっては
下パネルを消灯させるという示唆があったのだが
このサンダーも例に漏れず。
店なりの怪しさを出すための雰囲気作りだったのだろう。何せ初当たりはそこそこ引けるものの、単発に次ぐ
単発でヤメようかと思ったその時だった。
予告音+消灯で左下段赤7停止。
中リール赤7チェリーベル、右はVベルバーで
Vフラッシュ。
(ああ、レギュラーか・・・)そう思い、レギュラーを狙うが揃わない。
(え、あの形でビッグ?)一瞬そう考えたが、先ほどの出目は
ハズレorレギュラー確定なのでビッグはあり得ない。
ビッグを狙うも当然揃わず。
何が起こったのかわからず、一瞬
狐に包まれたような感覚に陥ったが
その数ゲーム後、リーチ目が出現しビッグ。
そして、ついに状態が始まる。
結局この日は一撃3000枚程出たのだが
後から調べてみると、どうやらVフラッシュの
前兆モノだったようで、この前兆を経由すると
状態が始まるらしい。

このバージョンはその後、雑誌でも取り上げられ
ガセ前兆ブイフラッシュバージョン・・・
略して「ゼブイバージョン」として裏モノマニアに
支持を得た。
◎2種類存在したゼブイバージョンサンダーVの多くを占めた裏モノが
このゼブイバージョンだが、このバージョンは
2種類存在しており、それが前期と後期に
分けられる。
私が打ったのは当時主流だった後期で
後期ゼブイの特徴として、通常時ビッグ中共に
小役カットで、予告音には基本的にハズレが無く
予告音=小役となっており、しかも小役がハズれると
ハズレ目停止からゼブイ発生=状態となるわけだ。
なので予告音が鳴ったら「小役テンパるな」と
願いながらボタンを押すのがこのバージョンの
醍醐味である。
それに対して前期バージョンはノーマルと同じく
通常時の予告音ハズレが出るし、連チャンは遅く
ビッグ中の小役カットも無いマイルド仕様。
通常時は通常の確率でボーナスを抽選しているが
当選しても単発。
ただそれと平行してオアシススイカバージョンのような
ボーナス高確率ゾーンが存在し、それに移行する抽選を
同時に行っている。
パチスロ歴代最高(最低)負け額!パチスロで一番負けた日。そして見事高確率ゾーンに当選すると、超高確率で
ボーナスを抽選し、ゼブイ発生→前兆(5G程度?)→
ボーナスとなるわけだ。
ただしオアシスと同じようにビッグ中のゲーム数も
高確率ゲーム数を減算しているため
ハズシは厳禁。
前期は後期とは違い、ハズシは効くものの
結果的に損をするわけだ。
・・・私が後期ゼブイを打った某店では、サンダーの他に
ユニバ系の機種は全て裏化していった。
花火、ジロキチ、エドノネズミ、ビーマックス
大花火などなど、今考えると裏好きには
パラダイス店だった。
当時はパネルを見るだけで裏モノかどうか
大体判断できたが、まさか大ヒット機種が
裏モノになるとは誰もが思わないだろう。
そのためか、その店では敢えて台パネルの
ライトを消したり、その島だけ照明を暗くしたりと
異様な雰囲気を作る工夫がなされており
今考えると色んな意味で危ない店だったのである。
・・・兎にも角にもサンダーのゼブイバージョンを
打てたのはこの店だけだった。
現在は閉店してしまったが、サンダーほどの
人気機種がひっくり返るのは逆に新鮮で面白かったし
ゲーム性も爆発力も申し分なかった。
今もう一度打ちたいと思える裏モノなのである。
シェアして皆に教えよう!
http://mitihazure.blog.fc2.com/blog-entry-703.html1997年パチスロ!初代『サンダーV』が前兆モノの裏モノになった時の話。
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