道外れの人生(改)

【指紋判別で大勝利！】
この頃は大量獲得機とCT機の人気に

陰りが見え始め、ART・AT機が

ブームになり始めていた。


そのため、このデカドンちゃんは

大花火の二番煎じということもあり

スペックも辛めで人気はそこまで出なかった。


私が初打ちした時もあまり覚えていないが

オープンから3年ほど経った某優良店で

一時期、これで喰っていたのは記憶にある。


その店は、複合役攻略法が発覚した

『コア』や、クレジットを倍にするゴトが

発覚した『温泉天国』をそのまま

設置していたり、当時人気だった

バンガードの裏モノ『ゴシック』や

『ミコトV』などを大量に設置していたりと

色んな意味で香ばしかった。


で、このデカドンちゃんも新装時に

一列20台ほど導入された。

大花火の人気も落ち着き、大量獲得機の

時代も終わりに近づいていたが

この店のデカドンは甘く、イベント時には

必ず設定6を使っていたのだ。


で、私がその時に使っていた朝一の

設定変更判別が・・・


『指紋判別』


以前、当ブログでも紹介した記憶があるが

これはまず、前日の閉店間際に

おしぼりで台を開ける銀色の部分を

綺麗に拭いておく。


©アルゼ


そして翌日にそこに指紋もしくは汚れが

付いていたら設定変更濃厚というわけだ。

もちろんこれは閉店後に台を開ける店では

使えないのだが、この店は

設定変更する台しか台を開けなかったので

使えたのである。


しかも普段は据え置きが多い店で

以前アステカの設定4を1週間

据え置いたこともある。


コイン挟みなどの変更判別も

何度か試したのだが、バレて

対策されてしまったので、結果

この指紋判別で朝一の変更を見抜いていた。


そんなわけで、とある月一のイベント日の

前日にめぼしい台を数台拭いておき

翌日に備える。


・・・翌日の朝一。

店のメッセージボードにはデカデカと

本日のオススメコーナーにデカドンちゃんと

書かれているのを横目にするも

皆は獣王や大花火、ミコトVに流れ

デカドンちゃんの島に先客は0。


「イベントコーナーなんだから

誰か一人くらい座れよ馬鹿野郎。」


そう思いながらも、小僧はその中で

指紋がベッタリ付いていた角台に

腰を下ろして打つことに。


これがどうやら設定6だったようで

朝から文句無しの爆裂をかまし

全くハマらずに15000枚オーバー。

閉店間際に引いたビッグでは

デカドンでは珍しい複合役を取ってしまう

というおまけ付きで稼働終了。


デカドンが面白いかどうかは別として

しばらくこの指紋判別で

かなりオイシイ思いをしていたのである。


この頃は小僧にしてはかなり勝っていた頃で

ピン打ちで月の最高収支である

200万オーバーの勝ちを収めたのも

この年（2001年）である。


そんな調子に乗っていた小僧だが

やはりすぐに指紋判別は対策されてしまい

デカドンも低稼働が原因で外れ

朝一はパチスロ全台が7並びに

なってしまったのだ。


『店がダメになったら行かない。』


キャバ嬢のカモにはこの頃から既に

なる素質が私にはあったが、決して

パチ屋のカモにはならなかったのは

某有名雑誌のインチキプロの言葉が

常に頭にあったからなのである。


ちなみにこの某優良店は、既に優良とは

言い難くはなっているが、今でも

営業しており、たまに行くことがあるが

大手チェーン店ではないながらも

そこそこ頑張っている。